ID:26167
マシンガン★リーク
by 六実
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■やべーいっぽんあけちゃった
 雪組さんマイ初日でございました。マイ楽日にならないことを祈ります。


[キムシンと一緒]

 どうにもこうにもキムシンと折り合いの悪い私。もう本気で靴投げたらどうしようかと思っていたんですが、だ、大丈夫だったよお母さん!(何がなんだか)。
 なんというか最初から「あの人は何を言っているのカンパネルラ」状態になってしまったんですね。冒頭でスサノオの暴力について云々している時に「ちょっと待って!問題はそこじゃなくて男と女、どっちが優れているか争う事が真の問題なんじゃないですか!」と思ったが最後、堂々巡りの会議を聞いている気分になってしまってね(半笑)。
 これは王家の時にもまったく同じ事を思ったのですが「平和平和って、じゃあ君の言う平和って何なの?」……これに尽きてしまうんですね。
 なんというかキムシンの一連の作品はそういう単語、あるいは事象をならべているだけな気がするんです。で、その単語や事象は少なくとも宝塚では見慣れないものばかりだから、特異性がでてきてしまって、キムシンが得意になっている(笑)だけみたいな。こういうとらえ方をするのはひねくれているのかもしれませんが、アシナヅチが、「民は自分の事しか考えない」と言って絶望する。でもそんな事、当たり前の事だし私たち知っているじゃないですか。そして誰もがそういう自分を持っているし、そういう他人と接して傷ついたことがあるわけじゃないですか。だからね、「だから、何?」って思ってしまうんですよね。拉致問題にしても「あやまらない大和」の問題にしても、我々はそれを知っているし、それについて思うこともいろいろあるわけですよ。それぞれに。キムシンはああいうモノを「提言」あるいは「気付き」として提示しているのだろうけれど、私にはそれはただ事実を並べただけにしか見えないんです。
 本当にあの人とは相容れないなぁ。
 でも、思っていたほどそういう描き方がえぐくはなかったんですよ。もしキムシンが公式に「これは日本の今を問う問題だ」と大風呂敷広げなければ、ぎりぎり「つくりものの世界」として流せたかもしれない。最後に大団円でハッピーエンドで、「つくりものの世界」として終わらせて、でも良く良く考えてみたらそういう事を問うている作品なのかもなぁと、そういう気付きを個人の選択、というか自由にゆだねる事ができたと思うんだけれど、キムシンが真っ向から「これは問題作です(歌劇の楽屋取材から)」って言っているからね。「つくりものの世界」を一気に違うものにしてしまっている。私、それは表現者として間違っていると思う。

 あ、でも一つだけ共感できたメッセージがありました。
 この島国大和は、海に囲まれているからこそ、海に向かって掛け橋となっていく。
 いい話や(話じゃないし)。


[月読さん(イナダヒメ風呼び方)(わりと笑った)]

 という訳でこの物語のテーマやらメッセージやらは割と早めにうっちゃって、月読ウオッチャーと化しておりました。ごめん、この間のバウから今年度の雪組は壮君中心で観る気満々だったんだ(笑)。いやー、ぐんと舞台の立ち方がどっしりとしてきました。かおりちゃんが「月読さんなら一人称は「私」かなぁ」と言っていたのですが、私はあの「俺」という一人称、そして冷めているんだか傍観者なんだか喧嘩売っているのかわからないあのキャラクターがかなりキました。いやぁ、月読さん深読みすればSSの一本ぐらい書けそうですよ!(イイ笑顔)(しないけど)。そういう感じで含みのある、そして無駄に妄想できそうな役所でした(しないけど)。 でも壮君のヘタレ加減は健在でしたなぁ(ニヤニヤ)。存在は重くなった、あとは動きがもう少し追いつくといいなぁと思っています。


[おとうとといっしょ]


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06月19日(土)
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