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マシンガン★リーク
by 六実
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■・駐輪場を解約する
 雪組さんを観てきました。
 ウザ語りします(予告、つうか警告)。

[お芝居の話、というか正塚芝居の話]

 全体の雰囲気が、流れがすごく良かったです。幕開けからゾクゾクワクワクした。あと常に音楽が鳴っている感じ?
 でも一言でバッサリ言っちゃうと、ヴァンサン視点の凄い長いSS(つうか小説)を読まされている気持ちになりました。モノローグ多すぎないですか?
 割と最近考えることなのですが、どうして物語を舞台に上げるのだろうという事を考えています。物語を描くのであれば、小説でも映画でも音楽でも、方法は色々あるわけで。……ごめん、ウザくなりそうなので省略。
 要はあれだけモノローグを語られちゃうと、つうかヴァンサンの感情を言葉で語られちゃうと、こちらの感情が入る余地が、もとい私の感情が入る余地が、もといコム蔵さんのお芝居を見てああだこうだと私がもやもやする余地がないんですよ。……かおりちゃんには(こういう見方をしている私を評して)「むっさんは濃いから」と言われました(うん、それは自分でも思う)。
でもこの「ああだこうだともやもやする余地」ってやっぱり舞台ならではのお楽しみだと思うんだよね、小説は作家の視点を、映画は監督の視点を(というかカメラワーク)を楽しむものだけれど、舞台ってある程度観客に投げられる部分があるじゃないですか?それを拾うのが好きなんですよ、舞台と客席でキャッチボールが成り立つのが好きなんです。
 だからヴァンサンと、そしてナディアの物語というのは物語の主筋であるのに、私にはどこか遠くに感じられました。遠くの綺麗な、とても綺麗な景色を遠くから眺めている感じ。ガラスの中の風景を眺めている感じ。……ほんと切ないくらいに綺麗な物語。
 あと正塚芝居は「起承承結」なんだなぁと。いや「起承承承」なのかも。いつも「転」の部分が弱いなぁと思っていたんですね。今回ならクーデター転覆が成立するくだり。私は単純にそこが一番物語が動くというか盛り上がるところかと思うんですが、そこが正塚芝居だと、わりと背景で語られちゃうというか。私はそれをいつも物足りなく思っていたんですが、正塚先生的には「転」は重要じゃないんだとようやく気付きました。自分的には凄い目ウロコ(素)。


 ……えっと、むっさんはもっと素直に楽しんだほうがいいと思う。


 まぁ、そう言った意味では感情移入しにくかったんですが、いいシーンが一杯あってね。ヴァンサンが父親の死を嘆くシーンとか、ラシッドとムジャヒドの銀橋の掛け合いのシーンとか。ぐっとする。あとやっぱり正塚芝居の群集シーンというのはダイスキです。
 何言っているかわかんねぇよ。
アリナシならアリです、ものすごく。


[お芝居小メモ]

・結論として、今度の冬コミは「ディディエ×パトリシア」のA5オフセ本と、「アティファ×ムジャヒド」のコピー本って事です(どういう結論だ)。
・とクマコさんに言ったら「いや、私はラシッド×王女本だな」と言ってました。大人だなぁ。
・という訳で主要キャストにもやもや出来なかった分、ガッツリディディエでもやもやして来ました。
・しかし壮君は芝居できるんだかできないんだかさっぱりだなぁ。
・あの「小者感」が素晴らしかったです(誉め言葉)。ちょっと汚くて、ちょっとずるい、でも決して悪人ではない感じ?いや、本人のいっぱいいっぱい感が出ているだけなのかもしれませんが(笑)。
・最後の銀橋を渡るときの、すべてふっきれたような笑顔がステキでした、つうか堕ちそうになった(笑)。
・パトリシアはすごいい女だ(俺が俺が!)。
・冒頭のダンスシーンの桂ちゃんにエロの発露を感じた。
・ようやくあの唇をいっぱいいっぱい感から、エロへ昇華することを覚えたんだなぁと(感慨深げに)。
・がんばれのすっこ。
・カシさんがイイ感じに3枚目で油断していたら、銀橋のかけあいシーンでいきなりカッコよくなった。やべぇ!これだから78期は……!(震)

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11月30日(日)
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