ID:26167
マシンガン★リーク
by 六実
[826287hit]

■ふゆこみうかったよ!と客家のはなし(第一弾)(たぶん)
 思えば宝塚での柴田作品の謝演出は回を追うごとにどんどん脚本と演出が乖離していったなぁ、と思うのです。「黒い瞳」「激情」「凱旋門」「ガラスの風景」。私、凱旋門大好きなのですが、それゆえに当時から脚本と演出の乖離が気になっていました。男女愛を歌いたい柴田せんせと、命をうたいあげたい謝せんせ、てゆう乖離。で、その後のガラスの風景を経以降、柴田・謝のタッグがなくなったのもその乖離のせいなんだろうなぁと思ってます。
 だから今回も演出と脚本がちぐはぐになったのも、そこはもう謝クオリティなのかなぁと。謝せんせがいろんな意味でスゴツヨ過ぎて、脚本より演出重視の舞台になる、いっそ脚本を置き去りにする、壊す。それでも謝イズム全開の「命をうたいあげる演出」はほんとすごい、あの熱量、そういう舞台と思えばいいんだな、と思っていたらTS慣れしている皆さんは「え?TSってそういうもんじゃん」と最初から割り切ってた模様(笑)。ですよねー。初日のものすごい感動はその謝演出に完全に飲まれたんだろうな、と。
 そういえば、私タックも結構、脚本もやってたな……でも周りが絶賛モードでマシンガンに感想書きずらかった記憶が(笑)ま、あれは正塚脚本だったわけですが。でも脚本変わっても時代が変わっても、うける印象変わらない(脚本はアレだが、役者、演出はすばらしい)からそれがTSスタイルなんだなあと批判ではなく納得した次第です。
 あえて言うなら、謝先生が脚本もやったらいいんじゃないかな、と。そうなった時の謝せんせいのパワーが脚本と演出のどちらにより注がれるのか、興味があります。




 以上。もやっとしたところを整理というか、とりあえず吐き出しておきました。
 この一週間でいろんな人の感想も読んで、いろいろハラオチしたところもあったし、何より舞台はなまものでいきものですから、一週間たってどれだけ変わっているだろうか、と今日が(今日ですよもう)楽しみなのです。


 できたら西北が終わったあたりで、またまとまった文章が書ければいいなぁと思います。




おまけ
 はっかのえすえすをかいたよ!

11月17日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る