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マシンガン★リーク
by 六実
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■誰かと、何かを、つなぎたい
・そんな感じにいろいろぐわんぐわんしながら終わりまして。最後にナツキさんのセリ下がりを舞台正面から撮って(ナツキさんが左隅にいる状態で)、あの扉が閉まる音と共に終了。真っ暗な画面に白くて赤いナツキさんがすううっと消えていくその様がなんともいえなかったです。映像で撮ると暗闇って黒になるじゃないですか(劇場で観ると暗闇はまったくの黒ではなくて濃淡があるというか)、二次元と三次元の暗闇の違い、そういうものもものすごく映画として効果的だったかなぁと(前述のジャングル前のナツキさん映像の話もまさにそうかと)。
・で、映画なので最後にエンドロールが流れるのですが、ここの映像に最後のダメ押して「ぐわん」となりました。黒い画面に文字がエンドロールが流れる中、左側に映画から切り取られた場面が流れるのですが、ここが「海」(娘役ちゃんたちの海)の映像と、「手」が交互に流れていくんですよね(音楽ももちろん海の場面です)。鑑定士の指、ガスパールの指、バルタザールの指…、映画中でも効果的に映されていた指がフラッシュバックのように流れていく(ここの指映像は映画中の映像ではなく別映像ぽかったけれど、どうだろう?)。もうそれにぐあんときた。指輪ははどこにあるの、そうだ、指輪があるべき場所は「指」なんだ。あたりまえと言えばあたりまえなんですが、そこにぐわんとキタんです。そしてこのショーのに出てくる三人の指輪の精、ガスパール、バルタザール、メルキオール、そして全ての「指輪」が、最後には、指に、戻っては、いない。
「愛した人はもういない」
なんかSSでごめん(笑)、でも、そう思った、んで、すよね…
・と言う訳で、ほんと意味不明なレポートですみません。なんかものすごく舞台とは違う意味で揺さぶられたんですよね、私的に。
ところで、今回アンケートが配られていて、それがクリエイティブアーツ主催だったんですよね。私、それでようやく、今回の企画の主導がTCAだと気付いたんですよ(遅)。いやなんか「東京国際映画祭」な舞台と外部のスタッフと聞いて、よくわからないけれどどっか外部の団体からのオファーで今回の企画になったのだなぁと思い込んでいたんですよね……。
それでそのTCAのアンケートが、今回の感想と共に「今後への要望」みたいな事も聞いていたんですよ。あ、やっぱり「第一弾」は文字通り続ける気なのか。今回の取り組みは私的には凄く評価したいのですが、でも「第二弾」は微妙です。今回は荻田作品だからこそ、映画化の意味があったかと思うんですよ。たとえば同じものを岡田ショーとか藤井ショーで見たいかと思うと全然思わないし、意義がないと思う。逆に、それをするならもうちょっと「映画化するためのコンセプト(もっと言うとTCA映像との差異化)」を打ち出さないとダメだと思う。今回は「タカラヅカショービジネス(スタービジネス)」を打ち払うことで荻田ショーの何か(上手くいえないんですが)が映画化できたという認識なのですが、他のショー作品だと結局「TCAとは違うアングルで新鮮でしょ?」だけになっちゃうと思うんですよね……ちょっと、今後の展開が気になります。ものすごく。
で、2回限りの上映じゃもったいないので、私はもっと多くの人に見て欲しいなぁと思いました(予算かけているだろうから、多分これきりの上映にはならないと思うけれどね)。
10月25日(土)
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