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マシンガン★リーク
by 六実
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■用法・用量を良く守って
正直、今までのフェルゼン編のジェローデルの存在って、ずっと違和感があったんですよ。えー?隊長の意思を継いでスウェーデンまで行っちゃうのはジェローデルな訳ー?って感じで。それが今回すとんと落ちた。何故なら彼は傍観者だから、結局のところ傍観者だから。だから「キャー!(今宵一夜をのぞき見するなんて)ジェローデルさんのエッチー!」(しずかちゃん声)(お湯ばしゃー!)と散々ネタにしていても、割と今回の話の構成はアリでした。二幕頭にジェローデルの回想という形でバスティーユが入るのはうまいなぁと思いました。(また話がそれるんですが、ムラの初日後にこの脚本の改造を聞いた時に、回想しているジェローデルは常に舞台の端にいるもんだとずっと思い込んでいました)(爆笑)。
この「涼ジェローデルは傍観者だ」が先日のSS1に繋がっていった訳です。
そんな事を今日はずっと考えていまして、ふと、ジェローデルはこの後どうなるのだろうかと思いました。やっぱり最後まで貴族として生きていくのか、あるいはフェルゼンに協力したかどでギロチン台に上がるのか、それともまだ国境にいるのか(笑)。でも傍観者の彼は、このまま生き残っていくんじゃないだろうか?(そして本を出すといい「貴族の目から見たフランス革命」)(ベストセラー間違いなし)そんな感じに「傍観者」涼ジェローデルはすごく興味深かったです。
で、妄想ベースで考えると「傍観者」であるが故に、彼は時代の波に乗っていけるんじゃないかなぁと思いました。王妃の処刑でジェローデルをある意味しばりつけていた「隊長の遺志」から開放されて、いっそ貴族という身分も離れて、財界で大活躍。そして下町の心優しい娘と結婚してくれたら私的にはすごい沸騰します。でね、その心優しい下町娘が(削除)(伏せているのに削除)(うっかりSS書くところだった)
[トウコオスカルの話]
今回のベルばらには本来あるべき「設定」が全く不要、あるいは意味をなしていない、ひっくり返されている、というのがあるかと思います。脚本的に設定が消えているもの(アンドレの失明)もあれば、脚本的に曖昧になっているもの(↑で言った「ジェローデルがオスカルを好き」)もあります。
更に「今回のキャストであるが故に設定が消えている」のもあります。その一つが「椎アンドレ(前半)は影ではない」、もう一つは「トウコオスカルは男である必要がない」なんです。
最初、トウコさんのオスカルは妙に違和感があったんですね。妙に女々しかったし、軍隊で女の権利を主張するあの場面も腑に落ちない。けれども途中で、トウコオスカルは、他のオスカルのように「男として生きている訳ではない」んだと気付いたら俄然繋がってきました。
男として育てられてはいたけれど、この物語の時間枠では完全に女なんだと。いや、男として育てられてしまったが為に、女としては不完全。トウコオスカルの迷いとかゆらめきは、男と女の間を行き来するのではなくて、女と女でないものの間を行き来するが故の、迷いとかゆらめきに見えます。「お前女だったのか!」じゃなくて「お前女じゃないのか!」です(……もしもし?)
そう思うと、トウコオスカルは常に「女としての自分」を求めているような気がするんです。女としての自分が愛する相手を、女としての自分が生きていく術を。女としてのアイデンティティーの確立、かなぁ。思うにフェルゼンと出会う前のオスカルは正に(原作通りに)「自分を男として信じていた」「男として生きてきた」んだと思うんです。それがフェルゼンに出会ってから女として目覚め(でもこの時点では不完全)、それがアンドレによって女(完全体)になった(……)。トウコオスカルの「愛の巡礼」は正にそういう巡礼だったんじゃないかと!
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04月02日(日)
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