ID:26167
マシンガン★リーク
by 六実
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■ふゆこみうかったよ!と客家のはなし(第一弾)(たぶん)
 で、ここで思ったのは客家の教えは「平時の教え」なんだろうなぁと。爽の言う「なぜご先祖様は戦いの教えを残されなかったのだ」と言ってる通り。教えを守っていては有事は越えられない。だから彼らは教えに背く為の理由付けを探していたように思うのですよ。
 その理由が空は「命を懸けて守るものがあるから(武器を取る)」であり、旻と爽は「想いを刻むために(客家の戦士として戦う)」なのかなぁと。
 まあ「客家の戦士」って単なる中二単語っぽくもありますが(笑)ただそこまで彼らは追い詰められてどん詰まりだったんじゃないかなぁと。「平時」ではなく「有事」とゆう非常事態で、彼らはよるべき教えを失っていたんじゃないかと。
 「教え」はルールとも法律とも違う。「教え」に背いたからと言って罰せられるわけではない(空ちゃんに股間攻撃はされるかもしれないが)逆に夜中に曹徳慈が提灯下げて諭す場面の「それぞれの人生だ」は教えに頼るな自分で道を見つけろ、とゆってるような…と、これは穿ちすぎかな?
 で、皆が「教え」から離れていくのに対して、兄上だけは「正気の歌」を通して360度回り回って「教え」に背かない「有事」の道を見つけた……って流れだったらよかったんじゃないかなって勝手に話を作るな(仕様です)。


[空の話]

 で、これはもうあちこちで言われているんですが、空ちゃんがスーパーレディ過ぎるんですよね。天梓の役所を分かち合ってしまった。いっそアミル並みの清々しい設定の盛りすぎ(笑)、
 個人的に「客家いちの博識」はなくてもいいような。一幕のかわゆい空ちゃんが剣を取るまでの間に理屈や思考はいらなくて、ただ命をまもるとゆう本能があればいいと思うのです。なればこそ、「丙様の温もりを実感として客家の教えに背いて戦い始める」という理由というか契機がよりはっきりするかなと。
 日曜に見てて思ったのは遷都を提案するのは空ちゃんじゃなくてもいいよね?と。失明した兄上に言い含められた、でも、母上のいいつけ(ええ?)でも話は通る。皇帝の前に出た空はあくまでも代理であって、一幕の、客家の教えを守る、可憐な少女でよくて。あくまで受け身、もっと翻弄されるところがあったほうがいいような。
 そうやって、翻弄されて悩んで迷う空がたどり着いた結論が「この腕に残る丙様のぬくもり」でいいと思うのです。あの場面はすごく好きで、理想や想いを追う男たちに対して、腕から感じた「実感」から自分の道を見いだした、て、感じ。実にそれが「客家の女性」、そして「空」らしいなぁと思うのです。
 皇帝に遷都を提言した時はまだ空は「何故武器をとるのかわからない」と悩める存在でよくて。けれども丙様をまもる、命をまもると言う使命を自覚しての「遷都宣言」は、まごうことなき空自身からでた言葉。って対比にもなるかな、と。揺れる空を二幕に入れれば別人感も拭えるかと思った次第だし、繰り返しますが「空が客家の教えにそむく小さな命を守りたいという意志」につながるかと。
 まあ平たくゆうと、空ちゃんもっとアホでいい(笑)。理性よりも本能で。それが周り(男たち)との違いで、その存在が際立つんじゃないかなぁと。



[脚本と演出の話]

 去年、まひろ目当てで観に行った雪獅子の脚本がホントダメで、でも演出はすばらしくて号泣して。で、夏希さんがTS出るにあたりそこを危惧したのですが、今回は脚本が違う方とゆうことで安心していたのですが……あ、あれ?(笑)当時の感想読み返したら舞台の読後感(違)がおんなじでね。
 で、そこから実は問題は脚本じゃなくて、演出なんじゃね?とゆう仮説が。問題とゆうか、脚本と演出の乖離、なんかちぐはぐな感じがしてきてね……。ネットで見かけた噂によるのはアレでアレですが「謝せんせの意向から脚本に毎回かなり手が入っている(改変される)(だからちぐはぐになる)」とゆうのはあながち間違いでもないかな、と思った次第。

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11月17日(土)
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