ID:26167
マシンガン★リーク
by 六実
[828261hit]

■宵越しの金平糖はもたねぇぜ
・で、土曜日のコマ三五郎の熱燗の場面を観た時、うわあこれ難しい場面だなぁと思ったんですね。コマですら苦戦しているようだったので、チギだったらどうなるかなぁと正直心配だったんですよね……(いや、お芝居の力はコマの方が上だなと思っているので)。ところが実際見てみたらこの場面の三五郎にはチギの方があっていた。なんというかKY(死語)な感じが(笑)。

・ここではっきりと二人の特性が別れたなぁと思ったんです。ぶっちゃけるとチギは軽く舞台あらしというか、自分の芝居に一生懸命すぎちゃうきらいがあって、逆にコマは上手いんだけど相手に合わせすぎちゃう(もっとはじけてもいいのに)、という短評です。この熱燗の場面はいかに米やんを翻弄するかだと思うので、チギのやぶれかぶれな芝居(誉め言葉)がぴったりだったんですよね。劇場の空気もちょっと味方していたかな?(土曜よりは日曜の方が入りが多くて、かつ日曜はリピーターも増えていた模様、かつどうやらチギのとこが会総見だった模様で客席の反応がえっらいよかったんですよね)。でもその空気にチギがちゃんとのっかっていった感じで、それにつられて彩風君もどんどんのっていった感じで、もうほんとそれが舞台を生で観る醍醐味で、わくわくしながら観ていました。

・更にチギコマで対象的だったのが三五郎の「あの人の笑顔が〜」のソロで、コマはスカした二枚目風で、緩急で笑いをとっていたんですが、チギがもうコブシ回しまくりで突っ走っていた。言ってみればちょっとずるいなぁとも思うのですが(笑)、それはそれでチギの三五郎としてアリだと思いました。

・でも先に言ったように、チギの芝居は「舞台あらし」に近かったんですよね。一人で突っ走れる場面はよかったんだけど、相手がいる場面になると上手くかみ合わない。これに対してコマはちゃんと相手見て芝居しているよな、と。小四郎の時の峠の婆ァとのやりとりも、ちゃんとリアルタイムに相手の反応うけとってたし、家主さんとのやりとりもテンポよく「これなんて上方漫才?」的ななめらかさ。うまいなぁ。すごく細かいところなんですが、もうひとつ上手いなぁと思ったのが、伊勢屋を助ける場面で縄を解くところ。あれ、すごくゆるく括りつけてあるだけみたいで、チギ小四郎の時にすごい簡単にほどいちゃって「ちょ、伊勢屋どんだけ非力」と笑ってしまったのですが、コマはちゃんと「固くてほどけないものをほどく」芝居をしていたんですよね。うわー、いかにも六実さんが好きそうなピンポイントだよね(ピンポイントすぎるよ)。

・更に更に(笑)チギコマで対象的だったのが、小四郎の死後に、お咲と幻想で踊る場面。チギ小四郎の時はお咲との並びがすごくかわいくて、ままごとみたいな夫婦だったんだろうなぁ、チギミミいいなぁとにやにやしていたんですが、コマ小四郎の時は夜の生活が垣間見えました(ええええええ?)(それはむっさんフィルターかけすぎ、とマドガワさんからレッドカード出された)(笑)。いや、だってさ、コマ、エロいじゃん……。

・それと同じ文脈で、チギの三五郎は狂言回しというかコミカル担当の「間男」っぷりだったのですが、コマの三五郎はほんとに文字通り「間男」に見えたんですよね。でもその変な秘め事感(ひめごとかん!)が、「それじゃあお咲が三五郎の方がイイっていうのも仕方ないよね★」と納得してしまったというか……これ、どっちが正しいんだろう(素)。

・思うにコマは色々含みすぎちゃうんじゃないかなぁ。いや、私が含ませているんじゃなくて!(真顔)。全く同じ評価をかつて誰かにしたなぁと思ったら麻尋しゅんさんでした……!!!!!(何かが繋がった)。そりゃあ好きになるわ!


[5]続きを読む

12月06日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る