ID:26167
マシンガン★リーク
by 六実
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■No day,But today
 三回目にしてようやく芝居がオチました。いやもうずっと一番ひっかかっていたのが、ジョイとルルにとって、結局何が一番大事だったのかものすごく見えなかったんですよね。ジョイのルルに対する想いと音楽に対する想いと、身分差に対する想いとが、どうもちぐはぐに見えて。ルルはルルでジョイに対する想いと、レニーに対する想いと、自分の過去(ひもじさ)を払拭したいという想いとがちぐはぐに見えて。だから物語の核になるはずのジョイとルルの「恋物語」も必然的にちぐはぐってしまっていた、そんな印象が拭えなかったのです。
 で、今日見ていて思ったのは、結局一番言いたいことは「生きるよろこび」なんだろうなぁと思った次第です。
 ジョイにとって歌う事は生きるよろこび、
 そしてルルを愛することも生きるよろこび、
 そしてその二つが重なり合ったのが「Sweet Black Bird」。
 ルルにとってもジョイは生きるよろこび、
 そしてレニーは生きる意味(よろこび以前に、もっと即物的に「いきる」という目的というか)
 ルルは一旦は生きるよろこびを手に入れたものの、生きる意味の為にそれを手放してしまった。
 けれども最後にルルは生きるよろこびを手にした。ジョイの歌う「Sweet Black Bird」がルルに届いて、「いきていてよかった」(=生きるよろこび)。
 実はそんなシンプルな主題なんだけれど、そこに人種問題とかひもじさとか近親相姦とか(コラ)、つうかケーコたんのありとあらゆる萌えが詰まってしまってブレたんだなぁと。ケーコたんがプログラムで、当時のそういう問題から目を背けることはできないから盛り込んだ、てゆっていたけれど、それがあまりにも即物すぎてこうなったんだろうなぁと。
 ジョイが憤るのはその差別故じゃなくて、本当は誰もが手にすることの出来る「生きるよろこび」を手にすることができない事であり、ジョイがNYに行くのは「白人を見返すため」じゃなくて、全ての人に音楽を通して「生きるよろこび」を伝える為でいい。だからこそ「結局人の心は同じです、肌の色は違っても」に繋がると思うし。
 「生きるよろこび」を見出せないまま這い蹲ってきた人々の物語、生きるよろこびを知る前に、生きる意味の為に、ただ生きる為にしかあがけない人々の。そんな人々に「生きるよろこび」を与えることがジョイの使命。何故なら彼の名前が「よろこび」だから。名は呪であるから、ジョイは生まれながらにしてその使命を背負っていたのだと思うのです。母親が祝福し、ジョイと名をつけたその瞬間から。

 てな感じに「生きるよろこび」という言葉をひっぱっていったら、多少の「?」はのこるものの、すんなり繋がったんですね、っていうかうっかり泣いてしまったのです。退団公演じゃなくて作品として……そんなの今更ですかね?もしかして皆さん最初から、話ちゃんと繋がってた?でも私は前述通り、ほんと話が見えなかったんですが、が、が。まあ何にせよ私的には「よし」となったので、よかったと思います(自分本位)。


[星組メモ:その他メモ]

・麻尋が実にいいなぁと思うのです。特にショーのプロローグの、れおんを中心に踊っているところの麻尋が、あんな衣装であんな髪型(しゅんちゃんちょっとへんだと思う)(笑)なのに、ものすごく「男役然」として踊っているところが。ばちっとキザって見せたり、ちょっと色を出して見せたり、はけるときにはにこっとなって……あ、あの先生!あの人から退団臭が全然しないんですが!もしかして私の鼻がおかしいんでしょうか?花粉症だからでしょうか?(真顔)

・ストーリーヴィルの娼婦の皆さんがなんだかやたらドラマで困っています(笑)。エレナ様と汐月君のプレイとか、かっちゃんと真風涼帆君のプレイとか(プレイ言うな)。あとれおんにごぶさたじゃない?と言ってすげなくされてから急に慌てるかっちゃんに「あんたどんだけれおんに夢中にさせられ(るようなプレイをされ)てたんだ!」とか(お願いだから役名で言って!)


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04月12日(日)
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