ID:26167
マシンガン★リーク
by 六実
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■つよく、やさしく、うるおしく
もうちょっと言うと、私がよく言う、原作付きのものを舞台に上げる際の換骨奪胎がされていなかったように思えたんです(これも元をちゃんと知らないからはっきり言えないのですが)。
小説と舞台、漫画と舞台、ゲームと舞台、それぞれ表現手段の違うものの掛け合わせで、だからこそ原作付きはそのまま舞台にのせることはできない。そこを「舞台ならではの表現方法」を使って換骨奪胎(省略だったり付けたしだったり)する。それが「舞台化」かなぁと思うのですが、今回は「逆転裁判というゲームの『再現』」に近かったんじゃないかな、と。
一番最初の自己紹介的なイントロ場面、あれもいかにもゲーム的だなあと(ニック視点の解説が入るところとか、舞台(画面)への人物のイン/アウトのタイミングとか)。最初は正直「え?」と引いたんですよね。こんな始まりでお客を舞台に引き込めるの?と(まあそれもその後のオープニングでがっつり引き込まれたんですが)。舞台って始まって5分が割と勝負で。小説とか漫画とかゲームとかと違って、リアルに空間を共有するものだから、舞台で始まる絵空事に観客を引き込むのに、最初にガツンとやるのってすごく大事なんですよね。リアルから絵空事に(これに対して小説とかの二次元媒体はこちら(リアル)から、絵空事へ自ら入っていく事が前提であるかと)うわ、なんだか伝わらないなすみません。
あと気になったのはゲームを忠実に再現している分、説明台詞が多かった事とか。台詞が「舞台化」されていない。舞台向けにカスタマイズされていない。
とにかく「舞台」としては弱いなぁと思ったのです。
でもそれを批判するつもりはなくて、むしろここまで舞台で再現したか!っていう点ではすごく評価していいと思います。実際ゲーオタの人たちにも評判いいようですし。
でもやっぱり「再現」なんだよね。そんな風に「舞台」になりきれていない何かが私に違和感を感じさせたのかもしれません。……これ「里見八犬伝」(映画版を舞台で再現しました)を作った人の作品だしなぁと、ちょっと危惧する面もあります(後述)。
ごめん、うっとおしい?うっとおしいよね?
じゃ以下小メモ。
・とはいえオープニングが秀逸でした。ちょう盛り上がった!あの最後に登場人物が画面に並んで紗幕が上がって、実際に舞台上に登場人物がいる、というあの演出。あれは正に舞台でしかできない事だと。あと「フェニックス・ライト 蘭寿とむ」って入らなかったのも正しいと思いました(エルアルコン思い出しつつ)(笑)。
・蘭寿先輩の白ワイシャツ姿に激しく萌えました。と、とびこみたい!(笑)。あの胸板、あの腰、着ているのはピン、と皺のない白ワイシャツ……。ジャケット着た時は心底残念に思いました。
・これ、やっぱり七帆=御剣ありきの企画だったんじゃないかと、正直私も思いました(笑)。今更ながら七の声が萌え声であることに気付きました。「ルゥール!(ここで腰グラインド)」十七班でなくても過剰に反応せざるを得ない……っ!(笑)
・まちゃみのレオナが好印象。「人が変わった」という前半と後半、それがちゃんと一個の人物像になっているという感じで。
・「最初から開いている穴にはメスは刺さる!!」ってなんだこのカタルシスは!(笑)。
・蘭寿先輩の「おいで」にも相当きたのですが、その後の、二段階方式の抱きしめ技に「はうう!」となりました……さ、さすが赤面王子、乾杯です。
・フィナーレにべったべたの宝塚ショーをちゃんと入れたことをものすごく評価したいです。あれを見て私はやっぱり「ああタカラヅカだなぁ!」と満喫したし、あれを見たゲーオタの人たちも、何人かは「ちょ、これだからタカラヅカは」て引いたかもしれないけれど、何人かは「すげー、きれー」って思ったと思うし(我々が初めてタカラヅカを観た時のように)。「これがタカラヅカですよー」っていう妙な誇らしい気持ちにもなったし、ちょうど隣に座っていた、ゲーオタ男子二人に「あの蘭寿先輩が引き連れいてる4人の一番右側の人、ミラー州知事ですよ、カッコいいでしょ!」と言いたくてたまらなかった(笑)。
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03月02日(月)
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