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マシンガン★リーク
by 六実
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■だってそれは星の形をしているもの
けれども結局、そうやって誰かの為に生きることが、ネロにとっての「生」であり、「命」なのだと思うんです。エスコバルの「死」が、セリアの「生」が、これからのネロを生かしていくのだなと思ったんです。
ナツキさんがお茶会で、「悲しみは耐えられる、痛みにも慣れていく」がネロを一番表している言葉だ、って言っていたんですが、私はその前の「また生き残ってしまった、俺でなくてもよかったのに」だと思うんですよね。
俺でなくてもよかった、だから俺以外の為に生きよう。
ところでマイ楽に観劇していて、冒頭にネロ、セリア、エスコバル、リナレスで踊るところ。
あそこが単に主要人物の登場じゃなくて
「ネロの命を生かしたエスコバル」
「ネロの命を守ろうとしたセリア」
そして、
「ネロの命を継いだリナレス」
に見えてぐわっと泣けてきました(リナレスのくだりはリナレスの話を参照してください)(不親切な)。
そうやってネロの命をめぐる人たちがあそこにいた訳です。
ネロ自身が認識していない「自分の命」をめぐる人たちが。
そんなネロは「白」い衣装をまとっている。
それは死の象徴であり、そして生きる証(マリポーサの花)と同じ色であり。
もうそんな風に最後にどんどん重なっていってぐわーっとなったんです。
余談ながらネロは絶対に天寿をまっとうすると思っています(笑)。
ネロ自身が言う「絶対に死なない」は「絶対に死ねない」なんじゃないかなと。そうして「自分の命」を認識していないにも関わらず「俺の命はそんな命」である以上、彼の命は生き残れば生き残るほど重くなっていく。
うっとおしい解説ですみません。「そんな事わざわざ解説しなくてもみんなわかってるよ!」だったらどうしよう……(笑)。でもやっぱりこう読み解かないといけないほどに、今回の作品は難解だったと、私は思うんですけれどね。
でもそんな風に読み解けば読み解くほど、ネロの生き方が、せつなくてしょうがなかった。わかりやすく今回のナツキさんはカッコよかったのですが(反論不要)、けれどもそれ以上に、どうしようもなくやさしかった。自分以外の命に注ぐまなざしがあまりにもやさしくて。
力では世界は変わらない。
世界を変えるのはそんな「やさしさ」だった。
やっぱり、そう思いました。
はい!(切り替えて切り替えて!)
公演ベースの話はこれで終了です。あとはSSかな(まだやるのか)。
11月27日(木)
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