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マシンガン★リーク
by 六実
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■あらゆるものがあてはまらない存在
 しかし私は公演感想よりもまず言いたいのがこのまま瀬奈君に相手役がいなくなってしまう事に心底憂えてしまいましたよ。や、あの人にはちゃんと相手役がいなくちゃダメだよ!あの人というか、なんだか舞台上のビルとあいまって、瀬奈君が「おかあさんにおいてかれてしまったコドモ」のように思えてなりませんでした(これはかなみちゃんが母性の娘役っていうのもあると思う)。観たことはないけれどアーネストの「こどものように」のナンバー、まさにあの曲がダブって仕方がなかった。やっぱり瀬奈じゅんさんの本質は「ラーメンつけ麺俺イケ男」じゃなくて(笑)、そういう素朴な、あたたかい、コドモのようなところなんじゃないなぁと強く思った次第です。

 そんな瀬奈じゅんさんの本質に「ビル」はものすごく似合っていたと思います。最初その「品格」にドン引いた事もあいまって、私にはビルがちっともカッコよく見えなかった。これは私の好みではなく、舞台の主人公としてカッコよく見えなかった。なんというかビル自身はただサリーが好きなだけの男の子、そぼくで気のいいあんちゃん。いっそサリーに好かれているだけのあんちゃん、そんな風に見えてきてしまったんですね(これは逆にビルをただ好きなだけのかなみサリーがものすごく「カッコいい」(笑)という事でもあるんですが)。なんとなく見せ場としてもおいしいのはサリーだし、実際サリーの方が主人公に見えたんです。
 が、二幕以降からこの「ただサリーだけが好きなだけの男の子」が、ものすごく響いてきました。なんのとりえもへんてつもないビルの中にある「ただサリーをすきなだけ」っていう気持ちがものすごくピュアで、そして大きいなぁと。ビルもサリーも、絵に描いた美男美女でもなければ(アサカナがそうでないという意味ではなく役柄としてね)、何の欠点もない完璧な人間でもない。けれでも、いっそそれにも関わらず、ビルはサリーがただ好きなだけで、サリーはビルがただ好きなだけで。爵位も財産も教養も何もなくても、「僕と僕のおんなのこ」「私と私のおとこのこ」、そんなシンプルでピュアな物語。物語が最後にどんでん返しでハッピーエンド、その事よりも、ただお互いを好き合っているという事が何よりもハッピーでかわいくて、ちょっと切ない物語。いいね、アサカナすごくいいね。最後にそんなふたりが見られたことに、管轄外ながらもすごく幸せな気持ちになりました。

 幸せなだけに、置いていかれる瀬奈くんが本当にかわいそうでならないです。という訳で最初の話に戻りまして、どうか今回の相手役不在の措置が一時的なものでありますよーに。そうでないと「その不在を埋められないほどセナジュンにとってアヤノカナミの存在が大きいのか」と無駄に男ヤモメ萌えしてしまいますよ?(私が)。……それはそれで萌えだからいいのか?(違うと思う)。


 管轄外だからって好き勝手言いすぎですむっさん。




[自分用メモ]

 この日、クマコさんと観劇してて、その時「タニオカ君には結局何の役が合うんだろうね」という話になって(ちょっと待て君ら観てるの月組さん)、奇しくも「やっぱりシンデレラロックなんじゃね?」という結論になってしまいました。その時クマコさんが「あ、私『更に狂はじ』再演でもいいよ?」と口走った瞬間、箙かおるさんにナニされていた霧矢君のポジションに蘭寿先輩がぴったり配役(違)されてしまい「ギャア!」となりました。つうかいっそ義円にユウミヒロさんとか(削除)。

 管轄外だからって(略)。

06月01日(日)
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