ID:26167
マシンガン★リーク
by 六実
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■おいこみ
 今回の真飛さんの見所はあのピンクの場面だと思います。本当に、最初は笑い飛ばしてやろうかと思ったんですが(こら)、出てきた途端に何も言えなくなっちゃった……な、なんかひさしぶりにおっさんじゃない真飛聖を見た、いやおっさんおっさん言っているのは私だけだから、ひさしぶりにおっさんじゃない真飛聖が見えたというか。びっくりするほどキラキラしていた、無垢だった。舞い散るピンクの花びらのなか「うわあきれいだなぁ」って顔をしていた。そのひらひらした美しいものに恋焦がれる気持ち、けれども彼はその気持ちをまだ恋だとは知ることはない、みたいな?(SS埋め込むのやめてください!)。星組の頃に見えていた「真飛聖の根底に流れるピュアな部分(普段は見えにくい)(いそぎでMAX)」ではなくて、地下できれいに濾過されたものがすうっと自然に地面に染み出てきたようなような、そんな感じ?(伝わりにくい)。とにかくきゅううんとしたね、久しぶりに。でも引き続き真飛さんのテンプレートはおっさんだと言い続けようと思います(ひどい)。どうでもいいんですが、あのラテンの場面はどうも真飛さんだけ腰の落とし方が低いと思うのは私だけでしょうか?



[花組メモ:壮一帆さんの話]

 思ったよりアンソニー・ヘイワード再演じゃなかったです(最初にそこなの?)。なんというか安藤さんは自分が正しいと信じていた事が結果として悪に傾いてしまった、それでも彼は自分が正義と(愚直なまでに)信じている、あるいは正義だったはずのものが悪になってしまったところから逃れられない哀れなひと、という図式だったんですが、毛利さんは悪い事だとわかっているけれど、それが自分の正義なのだという裏づけをしっかり持っている人。なので安藤さんほど同情の余地がないというか。え?同じに見えますか?私にはちょっとずつ違うように見えました、ちゃんと。なので今回はそのヘタレっぷりと大いに楽しんできたのですが、最後の最後で、小池Tはまたしても壮一帆さんをどん底におとすような事をしましたよ!彼の正義を支えていたもう一つが「父親の遺志」、けれども彼が目的のために選んだ手段は、彼の父親を殺した男達を手を組むこと……っ。最後に「父親の字で書かれた当時の市長を糾弾する為の手紙」を読んでからの舞台上の時間、ってとても短いんですが、毛利さんのあの絶望ときたら!落とすだけ落として拾わない、そこだけは忠実にアンソニー・ヘイワード再演、っていうか小池っちはよっぽど壮一帆さんを落としたいんだな!鬼だな!となった訳です。留置所の夜、何度も何度も読み返した父の「遺書」。誰も間違っていなかったはずなのに、自分だけが気がつくと間違っていた。描いていた未来はすべて消えてしまった、父さん、ぼくは、なにを、どこで、まちがえてしまったのか、おしえてください、とうさん……(SSの試し書きするのはおやめ!)

 それはさておきショーの壮一帆さん。あの銀橋渡りをスカステで見て「私ここで思いっきりときめくんだろうなぁ!」と思っていたら、あの派手なきんきらベストに撃沈しました。な、ナニあれ、おばあちゃんの形見の金襴緞子の帯をリサイクルしましたみたいなきんぴかベスト!キザってジャケットをばさばささせるカッコいいはずの振り付けがすべて「どや、こないだボートで大もうけしてこうたんや」にしか見えなくて!……極めつけ、最後にジャケットを脱ぎ捨てた時「!背中まで金ぴか!!!」(更に壁沈)。いや、普通のリーマンスーツの裏地つきだったらおかしいかもしれないけれどあの金襴緞子ベストだけに、前も後ろもきんぴか、なのに死にそうになりました。
 ところで私、壮一帆さんの帽子から覗く片目、という構図が大好物です。片目だけでもものすごく破壊力、あの怜悧さ。そういうのを堪能できた場面ではあったんですが、きんらんどんす……ああ、なんかもう金襴緞子ベストの記憶しかない!
 そうそう、スカステで見たときはてっきり真飛さんだけが歌っていると思ったSO in LOVE、壮一帆さんもうたっとるじゃないですか!(正に壮 in LOVE)持ちネタとしてマシンガンのタイトルにもしてたんですが、実現していたことに腹を抱えました。


【今日のまとめ】

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11月18日(日)
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