ID:26167
マシンガン★リーク
by 六実
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■そして共に踊ることで二人の記憶がよみがえるのです
 もひとつ補足すると、初見の時に言った「これ星組公演じゃなくて轟組公演だよね」というのも、↑で言った「タカラヅカじゃない」に繋がります。逆に「星組公演」(=タカラヅカ)ではなく「轟組公演」(=タカラヅカではない)とした方が実際おさまりがいいんじゃないなぁと。もっと言うと今回の星組生にとってこの日生劇場公演に参加ってほぼ「外部出演なんじゃね?」とも……いやそれは言いすぎか。


 ※とはいえここで言っている「タカラヅカではない」のタカラヅカはあくまでも六実視点、六実判定、六実解釈の「タカラヅカ」です(一応、強調しておきます)。




[星組メモ:柚希の話]

 もう今回これでもかというぐらいれおんにどっかんどっかんきています(史上初)。
 で、今回「れおんなのにおどらされていない!」っていうのをあちこちで見かけるんですが、むしろ私はそれがいいなぁと思っています。二番手、といっても主役はあくまでもキーンなので、れおんが割をくっちゃっている気がしなくもないんですが、でも逆に言うと、御大がこの作品でやらなくちゃいけないことをすべてやってくれているので、れおんは「プリンス・オブ・ウエールズ」として、かっこよく出る事だけを要求されてそれに応えている。歌って踊って芝居をして笑いもとって、八面六臂の活躍の御大の傍で、ただ存在していればいい。それによって柚希礼音という人のもつ「王者の血」「選ばれしもの」感がものすごく出たと思うし、それがまた「プリンス」にぴったりだったなぁと。もうちょっとつっこんでいうと、こういう舞台でのあり方は、タカラヅカの本公演じゃできないと思うんですよね(タカラヅカの本公演の二番手だともっと色々な役割を要求されるはず)。まして自身が主演するバウ公演とかでも、こういう(舞台での)ありかたは「ありえない」わけですよね。だからこれはこれでありだなぁと思うのです。なによりこれでむっさんどっかんどっかんきたしな。れおんかっこいい(しらふ)。


[星組メモ:その他いつものメモ]

・この作品が消化不良なもう一つの理由に、タカラヅカじゃない(のにタカラヅカとして観てしまった)ことと、やっぱり物語がわかりにくいこともあるのかなぁと。
 結局この話は「キーンの自分探しの物語」でいいんですかね(聞くな)。「何故シェイクスピアはキーンという男の役を書かなかった!」と自分を見出せなかったひとりの役者が、すべての役から私(キーン)が生まれる、と自分を見出す、と。
 でも正直シェイクスピアの名台詞とかにそういうものがわかりにくくなっているような気がしなくもない。あと後キーンとプリンスの関係はどうなったのかなぁとか、エレナとの関係はどうなったのかなぁとか、アンナとの関係はどうなったのかなぁとか、そういう全てがキーンの自分探しに紛れちゃっているような。あ、あれ私ちゃんと物語理解できていない?(致命的なんじゃね?)

・水輝君が通し役ついていなくて、もったいないなぁと思いました(あ、あのネヴィル卿と一緒にボックス入っているのは役名あるのかしら?)。でもちょこちょこ色んなりょんりょんが見れたかなぁと。物売りでかわいいりょんりょん(あいつやっぱりかわいく出たいんだ)に、「うわあロンドンの下町で煙突掃除してそうなコだ!」と妙に反応。そしてその下町でかっぱらいをしてその日暮らしをしているしゅん吉と出会……なんでもない、なんでもない(笑)。
 あとキーンを迫害する場面(?)のりょんりょんが鬼畜で素敵でした。白手袋ですっと手をあげる様がやけにハマる(うっとり)。

・アヲノの楽屋お掃除はアドリブなんですね、アレ。私が初見の時には、薔薇を花瓶に戻そうとして、でも入らなくて「はいらない〜〜」と諦めともセルフツッコミともつかない間で爆笑したんですが(笑)。いい舞台の勘しているなぁと思います。




 なんか楽しくない感想ですみません。
 なんかすっきりしないので、もう1回ぐらい観たいなぁと思っています。









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09月16日(日)
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