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マシンガン★リーク
by 六実
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■タイトルがスパッと決まらないときは中身もだらっとしている気がする
「この人こんなに多彩だったっけ?」というのが正直な感想。びっくりした、硬軟自在というか。実際ちょこちょこ出番も多くて、それがそれぞれに色味が違ってものすごく印象的でした。なんというかコムロさんの振り幅は「男女」なんだなぁと。「男」の部分はタカラヅカで得てきたものだけれど、「女」の部分も既にエンターテイメントとして提供できる域にある。単に在団中に「中性的」と称されて女装を振られていただけからじゃないと思う。そして、今回タカラヅカOG公演だから「男」の部分を発揮できたんじゃなくて、今後の女優業でも彼女の「男」の部分はすごい武器になると思う。この多彩さ(振り幅)はこのまま行くのかなぁ、それとも女優業に慣れたら収束していくのかしら?ちょっと今後が楽しみになってきました。
*湖月わたるさん
「この人こんなにやわらかい表情するひとだっけ?」というのが正直な感想。うん、それがすごく素敵だった。もちろん星組褌リーダーなワタさんも大好きだったけれど、今のわたるさんがすごく素敵だと思いました。男役という枠が外れたコムロさんが、男女の振り幅を自在に操るようになったのに対して、わたるさんはすとん、と「中性的」という性別におさまった気がしました。男役→女優への過程のものではなくて、わたるさんが持っていた純粋な部分というか、ピュアな部分というか(それ言葉一緒)、それが「中性的」という性別に現れたというか。優里姫相手に床をごろごろ濃厚なラブシーンがあったり、シバの冒頭のソロダンスの場面の再演もあったりと、存分に「男」を演じていたはずなのに、「中性的」だったなぁという感想です。それがなんとも言えず好印象。とても良かったなぁ。
わたるさんの今後も楽しみです。
どちらも「タカラヅカOGといういきもの」だからこそかもし出せているものなんじゃないかな、と思うのです。
[ダンシンメモ:ざんげ×2]
・コムロさんとユウコ姫の「夢十夜」(夏目漱石)。朗読とバレエ、すごく雰囲気あって素敵でした(というかやっぱりタカラヅカでも朗読やるといいと思う)。あの白い場面にただただ魅せられてしまいました。
が(ここからざんげ)、その朗読の中に「もう死ぬのかね」と来た瞬間おじさま変換が!(馬鹿だ)。しかも最後の台詞が「百年はもうきていたんだな」と相田みつを口調で!(馬鹿だ)
ざんげします。
(しかしこの「夢十夜」というテキスト、エロいですね(素)。読んでからあの場面をもう一度見てみたかったなぁ)
・タカラヅカのショー場面再演を集めた「極めつけメドレー」というコーナーがあって(あまり極めてないようなと思ったのはわたしだけでしょうか?)、「ザ・レビュースコープ」の男役黒燕尾のデュエットを大浦さんとコムロさんで再現。ものすごく見ごたえがありました。コムロさんのみずみずしさ、鋭さを孕んだ黒燕尾。大浦さんの重厚さと余裕を垣間見せた黒燕尾。正直言ってしまえば、そこには年齢差が如実に出てしまうのですが(一番は肌に出たと思う、タカラヅカメイクしてないしね)、でも甲乙つけがたい何か、ほんとどちらを見ていいか迷いました。
が(ここからざんげ)、ぶちゃけもうこの場面が終始「空蝉Acrossにおける湖月の当主と若かりし頃のおじさまの黒燕尾対決」にしか見えなくて……っ!(震撼)、どこをとってもまさにそんな感じで(大震撼)……伝わる人にだけ伝わればいいです。でも自分の(萌えの)業の深さに愕然としました。
ざんげします。
こんな感じにしゃべっていきます。ほんとセットリストとか場面紹介とか全然情報ない上に、うっとおしいことこのうえない。ほんとすみません。
次回は「風花×星奈」の話をしたいと思います(予告というか自分用メモ)。
08月05日(日)
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