ID:26167
マシンガン★リーク
by 六実
[826473hit]
■スマートモテ温野菜スタッフ講座(雑炊編)
花組に組替えしてきてからの真飛聖さんに感じていた違和感が今日ようやくすべて整理がつきました(長かった)。これを言うと多分怒る人もいるし反論もされると思うんですが、後で言うなら今言っても同じだし、今のイキオイの方が言えそうなので言えます。一言で言えば
あの人、別人だよね。
っていう事です……少なくとも私の中ではそういう事になりました。劇場で今まで書きとめていた「真飛聖にやらせたいものリスト(一番上には永遠物語)」を綺麗に破り捨ててきました、そんな感じです(はい?)。でも別にそれを寂しいともなんとも思っていないんですね、むしろ私は真飛さんの事は大好きだけどいわば外野のファンだから、そこは無理してつなげなくてもいいんだ、そういう責任(は?)追わなくてもいいんだ、という事に気付いたのです。
で、花組・真飛聖は一言で言えば「おっさん」だなぁと。これ、実はパレルモの時から思っていたんです。パレルモの時の真飛さんはほんとどうしてもつかめなくて、それがマイ楽の時に「つうかロドリーゴって37歳なんじゃね?」と思ったら割とあの迷走していた(言い切ったなお前)芝居が全て納得できたんですね。で、面白い事にこの「おっさん」は星組・真飛聖が成長してなった果ての「おっさん」ともまた違うんですよ。最初は花組来て一気に年齢設定があがった、と思ったのですが、年齢設定だけじゃなくて基本設定も変わった、というのが私の結論です(ちなみに2003年後半(魂の兄弟を失って以降)からの星組期の真飛さんは文字通り「年齢設定だけがあがった」と言えるかと)。
基本設定の違いが一番顕著だなぁと思ったのが、あやねちんを前にした時に完全に「格上の男のあしらい」になってた事です。星組・真飛聖の属性にあった「身分違いの高価い女にあこがれる」っていうのが今はもう似合わないだろうなぁと。己の才覚と財力と権力で高価い女を手に入れることができるようになった、って事です。ショーでそれを強く感じたのですが、お芝居でも思い返してみればまんま目の前に「高価い女」をおかれても「身分違いの高価い女にあこがれる」っていうステータスになってなかった、と思います。
一言で言えば「真飛さんほんっとスターになったんだ」という事です。うん、何もかも伝わってないのは承知です。
私なりの真飛聖少年神話の中に「真飛聖はリアルに少年の成長過程を歩んでいる」っていうのがあったのですが(マインドの時に言っていた「真飛聖さんの年齢の振り幅は縦方向」と同義)、その成長過程の慣れの果てでは、タカラヅカのスターにはなりえなかった、という事なんだと思っています。そうやってリアルに少年の成長過程をあゆんだ真飛聖さんは、ほんと稀有なタカラジェンヌであったという訳です。少年の成長過程とタカラヅカスターとしての階段を平行して登っていった真飛さんだけれど、最後の最後で、タカラヅカスターとしての階段一本に乗り換えたというか、少年の成長過程を脱ぎ捨てた、というか(だから別人、と感じた訳です)。
で、そんな風に「おっさん」な真飛聖さんがほんと素敵だった(真顔)。実は私は香寿DNAは真飛さんの中にも確実に流れていると思っています。ちなみに新公主演を多くやったのは涼さんで、実際涼さんの中にもそれは流れていたと思うのですが、涼さんにはそもそも紫苑DNAが入っているのと、その紫苑DNAすら最近は抜けつつあるので(後でちゃんと語りたい)、結果として香寿DNAは残らなかったかな?という解釈です。香寿DNAの流れを真飛聖さんの中に感じるのです。クドイのが素敵!なときめきがそこにあったのです。そのときめきは星組・真飛聖さんの「ケー(嗄)」が素敵!とはまた別の意味での濃くてくどくてぎとぎとなものへの賛美なのですよ……。
色んな意味ですっきりしました。花組組替当初に感じていた違和感とか、マインドの時に感じていた「男役真飛聖の設定年齢」に対するもやんもやんとか、全てすっきりした気分で自分的には満足です(ヘルメット着用)(も、モノを投げるのはよしておくれ)
以上を踏まえて。最後にウチ的に外せないところを。
[花組・壮真飛](えそれ個人名じゃないし!)
[5]続きを読む
04月14日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る