ID:26167
マシンガン★リーク
by 六実
[827329hit]
■睡眠デプロイ
正直シルヴィアには感情移入も同情も(私的には)できなくて。で、ローリーも含めてだけれどラストシーンがどうにもこうにも納得いかなかった。なんでローリーは置いていこうとするんだろう?なんでシルヴィアは素直に追いかけていかないんだろう、つうか何でいまさらそんな「最初の予約」「最後の予約」「予約はいりません」なんて腹のさぐりあいしているんだろうって。だってキミらさっきお父さんの前で「わたしたちこんなに愛し合っているの」って言ったじゃん、愛の巣っ作って巣篭もってたじゃん、つうか平さんよりそっち取ったんだから今更何を言っているのよー!(最後のはやや偏りすぎ)。でも二回目に観た時に「予約はいりません」といわれて、感無量といった具合で目を瞑ったシルヴィアに、あ、この人は最後まで恐れていたんだなと。目の前に絶対的な愛があるのに、その前で最後の最後まで恐れていたんだな、と。そう思ったらひどく感傷的になってしまいました。
観劇しながら、どうしても見極めたかったのが「どうしてシルヴィアはヘイワードに連れられるままに連れられてゴーストロックに行ったのか」なんですが、あれは単にキレたヘイワードに恐れて、ではないよねぇ?あのなんとも形容しがたい表情が、なんとも言えずに、というか私はどうしても平さん視点で観ていたので、あの眼差しの中に恐怖とか同情とか以外のものを見出そうとしていたんですが、結論は出ませんでした(いや最初からなかったんだよ)。でもああいう展開だったら、シルヴィアはヘイワードを選ぶのが定石のような気もするのですが(そうか?)、それは小池センセが「いかんいかんこれじゃイコンと同じだ」と思ったかどうかはさておき、敢えてヘイワードを選ばなかったのが(ローリーを選んだのが)、良かったと思ったんです。いやだって好きな人を選ぶのは当たり前じゃないかと言われればそれまでなんですけれどね。でもあれは好きな人を単に選んだというだけじゃなくて、ヘイワードに絶対的な愛を示したというか。なんというかあの「メアリー・アンが人気者だから愛した、私がアドラーの娘じゃなかったら愛さなかった」という一言を言うため(知らしめるため)にシルヴィアはヘイワードについていったんじゃないか。シルヴィアの意思とは全く関係なく。福音?(ぜんぜんちがうとおもうしぜんぜんまとまっていないしぜんぜんつたわんないよ?)(じゃあもう辞める)。
私はシルヴィアに感情移入も同情も同調もできないんですが(それさっきも言った)、でもあの存在というか役どころというか、いづるんの特性も合わせて興味深いなぁと思ったのです。
・ところで↑で言った「腹の探り合い」なんですが、あれが「腹の探り合い」に聞こえてしまったのは、小池センセの誤算なんじゃないかなぁ。本当はもうちょっと軽めの作品にしたかったんじゃないのかなぁ。あの「最初の客」「最後の客」「予約はいりません」が最後の最後にぴりっとウィットが効いて効果的になるような(私にはそうは見えなかった)。でもこの作品を演じたのは雪組さんだからね、というところなんだと思います。
・涼花リサちゃんのキャロルがちょうかわいかったな!ああいうやんちゃ(笑)
をやっても全然清楚なのはさすが雪娘とでもいいましょうか。すごく好きだったのが、ヘイワードに別れをつげられて、嫌だったら腕時計を返せと言われて言い返す「いやだ」。この「いやだ」が欲得じゃなくて、ヘイワードからもらったものだから返さない、返したくないっていうのがすごい伝わってきて、かなりじーんとしてしまいました。キャロルが死ぬ事もしらなかったので、死んでしまってすごいびっくりしたのですが(しかも殺したのはヘイワードだし)、そのキャロルの死を悼んで弔ってくれたのがローリーだったというのが私的には喰らいつきどころなんですが、言語化することはできませんでした(逃げたな)。
+++++(なんとなくインターバル)+++++
[5]続きを読む
12月05日(月)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る