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マシンガン★リーク
by 六実
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■わたしだけ、は時に甘く時に辛く[完了]
・多分、オリガは感情移入されにくいだろうなぁ、同情票(悪い意味ではなく)というか感情を揺さぶられるのはイヴェットの方なんだろうなぁと思いつつ、私はオリガにすんごい同情して揺さぶられます。いやそれ単に君がふー様大好きッコだからじゃないか。
・哀しみを「痛み」とするならば(なんですかいきなり)
イヴェットさんから感じる痛みは、先のとんがった鋭いもので突かれた痛み。ずきーん、ずきーん。
オリガから感じる痛みは、小さな細かい棘のついた布みたいなもので全身を撫でられた痛み。かきむしってもかきむしっても抜けない小さな細かい棘。ちくん、ちくん。
っていう例えを観劇しながら脳内に繰り広げてました。いや、非常にMっコらしい例えですな!(半笑)。
・本当に「かきむしられる」あるいは「どうにもならない」感じでオリガがかわいそうでかわいそうで、その間にイヴェットが横殴りに打ち付けてくるようなかわいそうな表情や姿や台詞で私をうちのめし。もう満身創痍です(勝手に傷ついてください)。だから最後にイヴェットがふっとふっきったような表情をしてはけていくのにも、オリガの過去をクリフォードが断ち切ってくれるのにも本当に救われたなぁと思えるのです。
・初見の時に金の薔薇は過去、石の薔薇は今(未来)の対比、みたいな事を言ったのですが、込められていたダイイングメッセージ(違)はそれだけじゃなかったよお母さん!だって、オリガがリュドヴィークに売ってほしいと言った石の薔薇がリュドヴィークからクリフォードに「託されて」(という描写が込められて)オリガの元へ来たじゃないか(二回目で気付いたらしい)。金の薔薇だってコルベットからリュドヴィークに「託されて」イヴェットの元に、それがリュドヴィークにイヴェットから砂漠に捨ててきてと「託されて」、最終的にオリガの元に。気が付けば薔薇は二つともオリガの元へ……すみません、この記号はちょっと読解できていません。でもその流れがすごいくる、つうかむっさんすごいくるって感想しか言っていない。
・薔薇の話が出たところでギュンターさんの話なんですが、かおりちゃんがパリの場面でどうして薔薇を拾わなかったんだろう?(イヴェットがリュドヴィークに取り残された場面のところ)と言ったんです。いや、それはきっと最初はそのまま盗ろうとしたんだろうけれど「ネコババという行為が薔薇を汚す」と思いとどまったんじゃない?と答えておきました(笑)。なんだーギュンターいい奴じゃーん!(えー?そうなのー?)。
・地味にではありますが、前回の帝(笑)(そこで笑うのか)に続き私の中でユミコ氏株が上がっております。あまり書かれていないのが本当に惜しいのだけれど、クリフォードはすごくいい役だなぁと思います。
・測量隊のレベルが高くてびっくりしました。だ、だれだこの男前は!と思ったら紫峰七海君(むっさんが初舞台生当時に写真指名(違)していたひと)(寺先輩が垂れ目だからと私ときよし君に薦めてくれた)と観劇後(のプログラム立ち読みで)判明ー。そうかー、舞台顔はああなのかー。つうか声が顔に似合わず低くてびっくりしました……うわ、何かの暗示(何のだよ)。
そんな測量隊の中、ものすごく絶望した芝居をしているマメ。いやー、あれは素敵だった、必見。
・ラストですっちゃんの蛇が踊っているところで一緒に踊っているかしろきほちゃん。あそこの振り付けで、握った手を上にむけてふわっと開くのがあったんですよ。私にはあれがまるで、レオンの魂を空へ返しているような、掌に握っていた蛍を飛び立たせているような、それがレオンへの弔いのような、そういう場面に見えたんです。レオンの死に方は唐突で突然で何のフォローもないんですが、実はかしろきほちゃんの存在で完結しているんじゃないかと思いました。あのシーンがすごく象徴的、でも初見じゃ気付けないよオギー(……)。
・あと最後にベルベル人達が舞台を斜めに列をなしていくじゃないですか。あそこに最後に舞台に出てきて踊っていたレオンが一緒になってはけていくのがこれまた象徴的。彷徨うもの、さすらうもの、彼岸と此岸を繋ぐ葬列、そしてその葬列にもどってゆくイズメルとアマン(言いっぱなし)。
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06月11日(土)
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