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マシンガン★リーク
by 六実
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■へんしょくぐせの6月[追記]
(再びインタビュー映像)
「今ならわかります。佐藤さんは私と言う人間をちゃんと見ていてくれたからこそなのだと」
(インタビュー映像終了)
京都へ行ってすぐに、時代は江戸から明治へと変わった。そして都も京都から東京へ。
それでも、鈴木は変わらずにそこにいた。
今も現役で、お得意様の相手をする鈴木。時代の波を、流されるだけではなく、ただ乗り越えた。
年に一度は、長崎の丸山へゆく。
妓はあげずに、一人杯を傾けて、昔を忍んでいる。
同心、石浜。
父祖代々の御家人だった。だから迷わず幕軍に身を投じた。
錦の御旗ですべてが変わってもなお、石浜の信念は変わらずに、鳥羽伏見、上野、会津と流れていった。
最果ての五稜郭まで戦いつづけて、身を転じて、蝦夷の開拓使となった。
荒れる大地、吹きすさぶ雪、凍れる空気、長崎から幾千里。長崎で、仲間から学んだ事は、変わるべき時には変われ、変わらないものは変えるなということだった。
土地も変わった、身分も、生業も変わった。
石浜は生きつづけた。
これでも昔は、女のような手だと同心達に笑われたんですと、手を差し出して見せてくれた。
開拓者の、手をしていた。
同心、佐藤。
公金横領、冤罪にすぎないことは誰もが知っていた。
あと少しで明治の夜明けを見る前に、佐藤は刑罰によって死んだ。
誰もが、変わりゆく時代を知っていた。
あと少しで、それまでの概念がすべてひっくりかえされることを、佐藤に冤罪を負わせた徳川の世が終わることを。
仲間は、その時まで佐藤を逃がそうとした。
けれども、佐藤は頷かなかった。
夜明け前の一番暗い時代に、佐藤は敢えて古い時代に殉じていった。
最期は、多くを語らなかった。
遺品に残された、数多くの西洋の書物が、佐藤の見ていた夜明け後を物語っていた。
同心、館岡。
誰も、彼の行方を知らない。
鳥羽伏見で見たものがあるという、横浜で見たものがあるという。
けれども館岡の行方はわからなかった。
時代の狭間に、迷い込んでしまったのか、あるいは時代の狭間に澪標を見つけ、船出をしていったのか。
伝説があった。
北陸の、入り江に住むイルカ。彼を世話していた男は、昔長崎にいたという。
イルカは一重で、笑った。
(BGM:ヘッドライト・テールライト)
(エンディングテロップ)
(イルカが海を泳ぐ様を、船から追っている映像)
(くどいですがあの声で読んで下さい)
(つうか伝わらないよ)
(おもしろくないよ)
(あああたしが実演できればすごく伝わるのに!)
(やっぱ伝わらないよ)
こういうことをしているとナパームスクエア本領発揮だなぁと思います(おもしろみのあるなしはさておき)(笑)。
06月01日(水)
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