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マシンガン★リーク
by 六実
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■「おあずけですよ」(涼さんの声で読んでください)
ところで、伊佐次とらしゃ、そしてさそりたちの間には微妙な温度差があったように思えるんです。割とさそりたちはドライと言うか、割り切っていると言うか(トウコさんが一人で水からあがってきたようにウエッティーなのはさておき)(笑)。それは彼らが同じ無宿者でも、戻るべき場所に戻るんじゃなくて、帰るべきところを探していたからなんじゃないのなぁと。無宿者、帰る場所はあっても帰れない、次から次へと仮の宿を探している。さそりたちは戻るという後ろ向きではなくて、次へと行こうとしているから、伊佐次らしゃとは温度差が出ているんじゃないのかなぁと(え?でもあんぺは土佐に帰るって言っていたよ?)(いやでも前と同じ場所にはきっと戻れないんだよ)。
そんな風に皆が無宿で、今いるところは仮の宿で、もがき苦しみながら、帰るところ、行くところを探している。そんな彼らを見守っている唐人屋敷の皆さんも、やはり今は異国の空の元での無宿、ここは誰にとっても仮の宿……って考えたらぐわーんときてしまったんですね。
更にそうやって帰ろう帰ろうとしていた伊佐次とらしゃは「還って」しまった訳じゃないですか、精霊流しと共に(更にぐあーん)。
生きているこのうつつは、すべからく仮の宿(ぐあんぐあーん)。
まあ、むっさんのこういうのはもはや病気なのでほうっておくとしてですね、そんな過大解釈を捏造したが為に、私は割とこのお芝居を受け入れやすかったんだなぁと、思っています。
でも実はこの解釈、初見でぐわーっと漏れてしまったんですね。いつもならこうした解釈って何度も何度も見ながらああでもないこうでもないって、やっていって最後に自分の中で繋がると「やったー!」って思うんですが(何もかも間違っている観劇スタンス)、それが一回で完結してしまった。うっそー、タカラヅカなのにこんなに簡単でいいのー?つうかこれじゃリピートできないじゃん!(本当に何もかも間違っている観劇スタンス)
あくまで初見、そして二回しか見ていない上での所感で、今後変わるかもしれませんが、この「初見で答えがでた」ところが、何よりもこの作品が「まっとう」だった理由になるんじゃないのかなぁと。「まっとう」であるがゆえに綻びがない、「まっとう」すぎて隙間が無いところにリピートしにくさ、というかこれ以上の咀嚼解釈がしようがない……そう言った意味では長安の方が面白かった、長安の方がリピートできた、と思った訳です。
まあそうは言っても東上したらリピートするんですけれどね(乾笑)。
とりあえずこの初見時で一旦完結した解釈が、東京で自分の中でどう変わるのかを楽しみにしたいと思います。
[長崎ぶらぶら節:長崎同心の皆様の話]
割と本気で思ったのが「長崎同心の皆さんと合コンしたいー!」なんですが(ええ?)。だってあのヒトたちギャルゲー並の品揃えだよ?(ギャルゲー言うな)。星組の渋めの美味しいところを上手く詰め合わせたなぉと、本気で感心しております。
ちょっとしびれたのが長崎同心の人たちに感じた、なんとも言えない「融通感」なんですね。なんというか彼らは柔らかいなぁと。鎖国と言うシステムの中の「長崎(開国)」という矛盾(敢えてそう言います)した世界観の時代を、彼らは上手く乗りこなしてきたんじゃないんだろうか。ましてや時代は幕末、時代の狭間で明日世界観は変わるかもしれない、逆転するかもしれない。そんな中で彼らは時に敏感に、そしてときとして鈍感になりつつ、鎖国と開国いう矛盾した世界を、斜めに見やっていたんじゃないかなぁ。……なんというかそういう普段の彼らの姿が垣間見えたんです。
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05月22日(日)
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