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マシンガン★リーク
by 六実
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■窓ガラスに指先のモールス、光の人
 若菜さんにしても、いきなりパリに現れて愛を告白したり、いきなり上海に現れて愛を告白したり(笑)、女の情念というかありえねー!なキャラなんですが(その間がまったく描かれていない分)、それもまた「まあゆらさんだしな(月組随一のイロモノキャラ)」で納得してしまうという。しっかし、しっかしゆらさんの振袖姿は……(絶句)。何度も「いや、これはゆらさんと思うからキビシイんだ。ゆらさんと思わなければキビシクないはず!」と自己暗示をかけてみたのですが(暗示か)、そんなモノで打ち消される事のないゆらさんのキャラクターの濃さに脱帽です。この間、マンハッタン不夜城を見たときにゆらさんが普通に美女で驚いたと言ったのですが、本来のゆらさんならこういう役もできたと思うんです。たとえ歳を重ねていても。でもこの十年間培った「イロモノキャラ」というのは染み付いて消えないのだと思いました。本人がこちらに魅せるものとしても、観客の目としても(笑)。……すみません、言い過ぎました。でも、ねぇ?(聞くな)。


[起承転結の「起」「結」の話]

 と、いろいろ言いつつも、実はこの話結構好きです。和実とジョセフィーヌの恋物語として見ると、かなりくるんですが!(前のめり)あのラストは定番だけれどかなり好きです。↑で言った「起」と「結」が繋がっている、は和実とジョセフィーヌの恋物語としての、が形容詞につきます。ちなみに私が考える「起」は二人の最初の出会った場面ではなくて、和実がご老公様のみねうちよろしく(震えるほど笑った)ジョセフィーヌの生まれ変わらせた所です。ちなみにここにくるまでのストーリー展開はホントかったるかった。最初はここでいきなりジョセフィーヌが「俺、なんかふっきれた!」とばかりになるのが最高に違和感だったのですが、この「生まれ変わらせる」「生かしてくれる」というのが、後半にきて話のキーワードになっていったので、ああ、必要だったシーンだったんだなぁと。むしろこのシーンを(この台詞を)出すための斎藤君の持っていき方がダメだったなぁと。だから私的にはここが「起」です。
 非常にシンプルだと思うんです。「起」でジョセフィーヌを生かしてくれた和実、「結」で今度は自分が和実を生かすというジョセフィーヌ。この「結」への繋がりに私はぐっときたんですね。もうひとつ繋がりとして、実は1幕の「和実が父親を殺したという葛藤が愛しき人への想いの枷となる」ジョセフィーヌと、2幕で「ジョセフィーヌから貰ったブルーダイヤが和実の罪を重くする、ひいては命の枷となる」(日本語変だ)(ごめんなさい、いい言葉が思いつかない)。そんな風に互いに思い合っていながら互いの行為が相手への枷となる、っていう対比が実はあったんじゃないかなぁと思ったんです。最後に日本に来日したジョセフィーヌは、黒い瞳のマーシャばりに「愛しき人」の無罪の為に奔走したわけですよね?きっと。そこが描かれたらもっと面白かったのになぁと思いました。

 タイトルは「愛しき人よ」。「愛しき人」ではなくて「人よ」と呼びかけているところがキモだと思うんです。「愛しき人よ」という呼びかけは互いがあって、互いが向き合ってできること。物語の登場人物それぞれが、それぞれに「愛しき人」を思っている、「愛しき人よ」と呼びかけている。川島の「愛しき人よ」は届かずに、ケビンの「愛しき人よ」はその呼びかける先を失ってしまった。けれども和実とジョセフィーヌは最後に互いが互いを「愛しき人よ」と呼び合う事が出来た。「愛しき人よ」と呼べば「愛しき人よ」よ答えてくれる。時代の波(と斎藤君がくりだすむちゃくちゃな破綻ストーリー)(笑)に翻弄されつつも、互いが互いにたどりつくべきことにたどりつく。その成就感というか、ぶっちゃっけ「主人公が最後に結ばれてめでたしめでたし」な感じが、私がこの話をいいなぁと思った次第です。うん、ベタだけど好きだ。「二人だけの戦場」みたいなラストだと思ったけれど好きだ。その感動をあのフィナーレが!(うなだれ)(ねぇ?あれ意味あったの?)(素)。


[斎藤君と萌え勝負]

 唐突に。

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05月03日(月)
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