ID:26167
マシンガン★リーク
by 六実
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■誰も互いを疑ってはならない、
 誇り高き武人、己の腕を頼りとし、戦う武人。エチオピア兵を惨殺するシーン、皆が執拗に殺戮を繰り返す中、ケペルだけは深追いせず、相手に止めを刺しただけで、ひゅっと刀の血を振り払う。武人・ケペルにとってそれ以上の事は不要で、無意味なことだから。だけど面白いようにエチオピア兵を餌食にしている仲間を止める事はない。静かにたたずんでいるけれど、ラダメスのように虚しさや出口の見えない閉塞感、ましてや命を奪うことへのセンチメンタリズムを持っているわけでもない。何故なら彼は武人だから。彼の価値観と信念はゆるがない。
 アイーダと待ち合わせをしているラダメスとのシーン。おそらくケペルはラダメスの中にあった「虚しさ」や「閉塞感」を敏感に感じ取っていたのだと思います。と同時にそれまで一緒に戦ってきた彼が「わからなく」なり、そういう苛立ちを抱えているような。それでもラダメスへの信頼と友情を失ってはいなくて。
 平和になった世界での「戦士の意義」を説くケペル。時代に必要とされなくなった立場を嘆くのではなく、その言葉の端々で、「わからなくなった」ラダメスを試しているような気がするのです。自分と同じ武人であったラダメスと、少しでも共有できる想いを探しているような。だから決して全面的に問い詰めたり、責めたりはしなくて。ラダメスに「誰しも自分に都合よく生きたい」時代を、揶揄するように説いていく。ラダメスには明るく軽く接しているものの、その端々にケペルの苦悩が垣間見える。だけどそれを決して表にだそうとはしない。「戦士の名誉は永遠だ」と言ったラダメスに、ようやく「共有できる想い」をみつけて、安心できたんじゃないだろうかと。
 ケペルは本当は、もうラダメスが自分とは違う考えをもつようになったことを、武人では無くなってしまった事をうすうす察していた。だけどラダメスへの信頼は捨てきれていない、だからあんな問いかけみたいな形で、一言でも言質を取って彼と自分が同じであることを確認したかった……っていう風に私には見えるんですがね!(ちょっとまて、なんだこのSS張りの文は)。
 というのはムラの時から感じていて、ああ、しぃちゃんのこういうお芝居好きだなぁと思っていたんです。ちょっと中日ぐらいにこういう「含み」を感じられなくなっちゃった時もあったんだけれど、武人としてのケペルの信念というか生き様はスゴイ感じてくるなぁと(本当はそういう部分を書き込んでね)(でね、それとの対比でラダメスが「虚しさ」とか「閉塞感」を感じているのが浮き彫りになってね)(その果てに掴んだものがアイーダという光であったと)(むっさんむっさん!戻って戻って!)。
 公演も終盤、色々な意味でしぃちゃんのお芝居が深まって来たなぁと思いました。ようやくここに来て、三度の銅鑼とか、処刑場でのしぃちゃんを捕獲できるようになったんですが、ラダメスを信じる、信じたいが故の葛藤というのが伝わってきてね。ああ、あれだけの脚本でよくやったなぁと六実さんは思うわけです。いや、しぃちゃん大好きです、私。


 そんなこんなで、フィナーレを迎えたわけです。で、今日は久しぶりだったんで黄色い衣装5人組のところをオペラ使わずに観ていたんです、観ていたんです……観てい(ガバっとオペラ構えました)(ちょと待って!今、しぃちゃんが凄まじいグラインドを!)(えええー!)(前後不覚)……そう見えたのはわたしだけですか?つうか気づくの遅いですか?つうかいつのまにあんな事になってたんですかー!(錯乱)。
 ちなみに私ここのシーン、いつもすずみんピン撮りなんですよ(世間が思っている30倍ぐらいむっさんはすずみんが好きです)。もちろんしぃちゃんも観たいなぁと思っていたんですが、割としぃちゃんはデフォルトというか出方が想像できちゃうんですよね、私的に。だからつい観るのを後回しに(なんてこと言うんだ)。でも今日ホント久しぶりにここのしぃちゃん観てたら、すごい高カロリーなしぃ様捕獲しちゃってね。震えた。つうかマジ「イヤァ!」って叫んじゃったんだよね(かおりちゃん可聴レベル)(うるさい)。

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10月25日(土)
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