ID:23473
武ニュースDiary
by あさかぜ
[6278005hit]
■美貌は障害&赤壁撮影
サウス・チャイナ・モーニング・ポスト付録の雑誌の表紙写真をツイッターにアップしてくださったSakiさんが、
中のページも全部写真を撮って見せてくださいました。
本当にありがとうございます。
教えていただいたところによると、撮影場所はアルマーニホテルなので、
今年の6月ではないかとのこと。
なるほどね〜。
でも、感じがずいぶんそのときの他の写真とは違っていて、
ちょっと赤壁2の日本でのプロモーションの頃みたいですね。
なんで、今頃発表されるのかしら?
それはさておき、SCMPの本誌の方に、過去にこんな記事が載っていたのを見つけました。
取材はClara Mak。
その美しさがきちんと評価されることの障害になっているという話は、
よく人が書いていますが、当人がこういうふうにはっきり言っているのは珍しくないですか?
どういう状況での取材なのかわかりませんが、一応書いておきます。
顔がよいことは俳優の仕事には強みだと、多くの人は考える。
だが、日台ハーフの俳優、金城武(かつてはアイドルだった)は、
自分の整った容貌は映画の仕事には障害だと言う。
「傷城」(2006)のアル中探偵から「投名状」(2007)のひげだらけのむさ苦しい義兄弟まで、
金城はその王子さまのような魅力的イメージを消し、
もっと難しい他の役をこなせることを示そうと努めているように見える。
彼の一番新しい役は、ジョン・ウーの戦争映画大作「赤壁」の軍師、諸葛孔明。
孔明は、野心溢れる曹操(張豊毅)に対抗するため、
呉の孫権(張震)と、自分の主君、蜀の劉備を結びつける。
漢の皇帝を傀儡として利用する曹操は、西暦208年、赤壁の戦いで敗北する。
「今でもまだマスコミは、ぼくの容姿のことを強調したがるんです」と金城は言う。
「誉めてくれるのはありがたいですけれど、
俳優は役によって見た目を変えることができるものです。
ときどき、自分の容貌が、演技や役に注いだ大きな努力を
覆い隠してしまっているんじゃないかと感じることがあります。
ぼくにとっては、邪魔者なんですよ」
自分は「赤壁」の最初からの出演者ではないと金城は言う。
彼に孔明役が舞い込んできたのには、ちょっとしたドラマがあった。
この役は、もともとは「ラスト、コーション」のスター、
トニー・レオンが演じることになっていたが、
健康上の理由で辞退せざるを得なくなった。
それから、監督の友人であるチョウ・ユンファが主役である周喩役を投げ出し、
レオンが志願してその跡を継いだ。
ということで、金城に、1億米ドルの上下二部作への出演のオファーが来たのである。
「『投名状』撮影の終わり頃に、ウー監督が電話をかけてきて、
すべてを話してくれました」と、金城は記憶をたどる。
「興味はないか、と聞かれました。
でも、ぼくはもう何カ月も一番寒い季節の北京で苦労してきていたんです。
思いましたよ、何だって? もう一つ時代劇をやる? また大作映画?
これもとても大変な映画みたいじゃないか。どうすべきだろう? って」
しかし、彼は気を取り直すとさらに慎重に考えてみた。
「おい、諸葛孔明だぞ――軍師なんだ――戦わなくていいじゃないか」
そこで、彼は承諾し、更に数カ月間、撮影所で過ごすことになったのである
――今度は一番暑い季節の北京で。
諸葛孔明については「天才である」という以外、あまり知らなかったと彼は告白する。
そこで、猛勉強をし、84回もあるテレビドラマ「三国志」を見倒した。
ベテラン俳優、唐国強が孔明を演じている。
また、現場に行入る前に何冊も参考書に目を通した。
それでも、撮影初日、金城は手も足も出ない気分になっていた。
孔明が、劉備と同盟して曹操に当たろうと孫権を説得するシーンを撮ることになっており、
数ページにわたる台詞を渡されていた。彼はそれを3日間かけて暗記したという。
だが、いざ現場に入ると、全然違った。
「その台詞を、正しい口調と仕草で表現しようとしました。
[5]続きを読む
10月28日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る