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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■「神様」と「GTO」&小ネタ(新作、アナスイ)
えーと、これも手こずった「amoeba」の中の別の記事です。
7月14日に赤壁戦記さんのブログで、スキャンをアップしてくださっていますので、
ご参照ください。
これも、10年目にして老師の手を借り(でも先生は広東語でわからない、
とかなり投げやりでしたが、でも、やっぱりおかげで)、何とか意味は全体とれましたので、アップ!
(少しごまかしてます)
「神様」「GTO」 香港の夜
世界がいつまでもあるかどうかなんてどうでもいい、
気にかかるのは、前は手にしていたもののことだけ――
これが我々日本ドラマファンの、裏通りに追いやられてしまった翻版
(またの名、盗版)VCDに捧げる心からの最後の哀悼である。
今後、我々が再び日本ドラマの世界に浸ろうとするなら、今は、有線放送頼みしかない。
だから、もし家に有線を引いたとしたら、突然みんなにもてるようになるかもしれない。
特に愛想笑いを浮かべた下心ある新しい知り合いが増えるだろう。
彼らには共通点がある――全員「神様、もう少しだけ」の忠実な支持者だということだ。
事実、日本ドラマVCDの最後の日が訪れたことで、
「神様」ファンの動揺と心痛は、VCD業者にすがるより癒しようがないのである。
確かに有線は非常に素早く、このドラマの10月1日「正式」放映を決めたけれど、
これで急場に間に合うと言えるだろうか。
啓吾と真生がもう少しでめでたく結ばれるところまで来たというのに、
突然停電になったかのように、回復まで数週間もかかるなんて、耐えられます?
それに比べると、「GTO」のファンの嘆き声は明らかに小さい。
事実として、日本で視聴率では、ずっと「GTO」の後塵を拝していた「神様、もう少しだけ」は、
香港では鮮やかな逆転劇を演じ、人気で「GTO」を完全に圧倒している。
この2本のドラマを比べてみれると、香港における形勢逆転の理由は、
実に当然の成り行きということになる――
1 反町隆史は香港では芽が出ず、
もう1人の「ビーチボーイズ」である竹野内豊にさえ、太刀打ちできないでいるのに、
香港人が見慣れて親しみを持つ金城武に勝てるわけがない。
個人攻撃ととらないでほしい、見ればわかる事実として、
目鼻立ちと顔の輪郭の綺麗さで言えば、
瞳孔がいつも収縮し、口はジョーカーのよう、ごつごつ尖った顔形の反町では、
スタイルの良さだけでは金城武のライバルになり得ないのだ。
2 「GTO」の原作マンガは日本では大人気で、ドラマ化されれば、当然、放映前から注目を集める。
しかし、海を渡って香港に来れば、そこはまた別の世界である。
まして、教師に逆らって生徒を従わせるなどという題材は、
昔から(無線テレビの)夏ドラマの定番として、何本も作られてきたものだ。
確かに、反町演ずる好色な教師が、レオン・ライの正義派の教師より見どころが多いのは認めよう。
だが、ひたすら愛に殉ずる金城武と並べば、優劣は明らかだ。
3 エイズに罹った少女が意外にもハンサムなプロデューサーの心を動かすというのは、
実は「プリティ・ウーマン」で億万長者が路上に立つ娼婦に恋するファンタジーのバリエーションであり、
現実逃避して夢に浸りたがる思春期の少女の好みにぴったりだ。
あまつさえ、「神様〜」は金城武に不良と人格者を一身に併せ持つ
完璧な恋人のイメージを創り上げさせた。
彼が恋人だった宮沢りえのために独りを通す姿には心を揺り動かすものがあり、
たとえ夢見がちなところのない女性であっても、たやすく気持ちが動くだろう。
4 これはあまり関係ないかも知れないが、口に出さぬは腹ふくれるので言う。
2つのドラマのオープニングの主題歌の映像に関することだ。
歌だけとれば、反町の「Poison」は、実はLuna Seaの「I for You」と同じようなレベルであるが、
だが「GTO」のディレクターは、まるで、故意に反町に意地悪をしているかのようだ。
数多くの日本ドラマの中でも空前絶後と言っていいくらいやっつけ仕事である。
反町のあれこれのポーズを並べ、そこに静止写真をいくつか重ねて、おしまい。
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07月24日(土)
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