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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■質問好きの金城武(Cheer雑誌)
台湾の「Cheer」という雑誌に記事が載っていることを、
DerrickのBBSで教えてもらいましたが、
公式サイトになんと全文が掲載してあります。
かなり良い記事だと思いますので、長くなりますが、
休日を利用していっぺんに載せます。
「如果・愛」を題材に語っているので、ネタバレが多いのですが、
伏せ字にして、ネタバレDiaryではなく、こちらに載せたいと思います。

      

小さな習慣が大器を作った:金城武(俳優)

この1シーンが、
どれほど多くの観客の心をわしづかみにしたことだろう。

体がゆっくりとプールに沈んでいく。
金城武の顔が青い水の中でスクリーンの半分を占め、カメラが止まる。
クローズアップの画面で、彼の目頭から一粒の男の涙があふれて落ちる。
涙は水にまじって消えていく……

「如果・愛」における金城武の素晴らしい演技は、
彼の人気をぐいぐいと上昇させたばかりでなく、
最近ではアメリカの雑誌「ニューズウィーク」の表紙にまで
一躍登場させることとなった。
この国際的な雑誌は、金城武は将来のDrama King≠フ1人だと賞賛し、
Making the great leap(大躍進)のタイトルのもと、
「アジアの人気俳優から真の国際スターになるだろう」と予言した。

この映画の監督ピーター・チャンは、
かねてから独自の見識を持つことで知られる。
俳優の個性にひそむ一面を見出し、それを脚本に生かすことに長けている。
だから観客のよく知っている俳優達が、
チャンのカメラのもとでは、みな、全く新しい演技を見せるのである。
10年前の「ラヴソング」でのレオン・ライが、まさにその最良の例だ。

ただ、ピーター・チャンにとって、レオン・ライの発掘が、
つまりはある程度見通せる≠烽フであったのに対し、
金城武の演技は、彼を驚喜させるものだった。
「私は、ずいぶんたくさん映画を撮ってきたが、
今回の金城武との出会いは、最も鮮やかだった」とピーター・チャンは言う。
当初、金城武に対し「非常に心配」をしていたのだが、
最後には、「彼の方が私よりあの役を良く理解している」と
心の底から思うようになった。

金城武は取材を好まない。
およそ彼の性格と関係のある形容詞はすべて、内向的、人見知り、
はにかみや、口数が少ないといった類を離れられない。
このことも、ピーター・チャンを、初め心配させる原因となった。
「つきあいにくく、近寄り難い」ように思えたのである。
ところが、いざ撮影所にやってきた金城武に、
みんなは大変意外な感を抱いた。
「この映画では、彼が一番質問が多かった」とピーター・チャンは言う。
相手役の女優、ジョウ・シュンもわざわざ言及している。
金城武は特別質問好きだったと。

その感覚は知っている

「その感覚はわかります。その区別を演じ分けたい」
金城武自身は、質問には理由がたくさんあるのだという。
映画で彼が演じた役「林見東」は、10年間に渡って恋に苦しむ。
愛と恨み、現実と記憶が互いにからみあい、
強烈な感情に打ちひしがれている。
これまでの金城武のイメージとは全く異なった役だ。

「なぜこの男は10年間も愛し続けられるんですか?
どうしてこんなふうに愛することができるんですか?
どうしてこんなに長く愛し続けられるの?」
金城武は質問を繰り返しながら、
「林見東」の心の世界にもっと深く分け入ろうとする。

どのように「10年間の違い」を出せるかも、
最高に難しい挑戦だったと、彼自身も認めている。
「いったい愛ってなんだろう?
もし、全く同じような感覚を表現するんだったら、
俳優はこんなにいらないよ」と彼は言う。

質問好きの金城武に出会って、
「私は、どうして彼との仕事は大変だと言う監督が多いのか、
よくわかったよ」とピーター・チャンは笑った。
実は、ほとんどの監督は、質問攻撃をかけてくる俳優はきらいだ。
なぜなら、質問が多いと、権威が挑戦を受けているように、
どうしても見られてしまうからだ。


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01月29日(日)
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