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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■ロビン・リー監督(東京国際映画祭)●「如果・愛」試写会とピーター・チャンの新作
開催中の東京国際映画祭で、台湾の女性監督、李芸嬋(ロビン・リー)の
「靴に恋する人魚」が27、29の両日、
監督のティーチイン付きで上映されたそうです。
ビビアン・スーが主演で、とても切ないお話だったとか。
観客の反応もよく、日本での公開も決まったそうです。
この監督は、去年「とても不思議な洗濯機」で、
金馬奨の最優秀短編映画賞を獲得した若い人だそうで、
「靴に恋する人魚」は釜山映画祭にも参加しています。
ティーチインの際に、次回作の話もしていたとのことですが、
昨日の中央社の即時報が触れています。
その部分だけ抜書き。
台湾の監督李芸嬋は「靴に恋する人魚」のために東京映画祭に出席、
今日渋谷の会場で、本作品が日本で買い手のついたこと、
映画祭での観客尾反応も良いことを大変喜んでいる、
今準備中の新作「基因決定我愛イ尓(遺伝子が私があなたを愛すると決める)」は、
もし可能なら、金城武と日本の女優、江角マキ子に
主演してもらいたいと語った。
(中略)
次回作についての質問に、李芸嬋は、2003年に仕上げた、
自分の学んだことと関係のある内容の脚本で、
優良脚本賞を得ている「基因決定我愛イ尓」だと答えた。
この作品は、2人の潔癖症の女性を描くもので、
彼女らは男の汚さを我慢できるようになるため、
遺伝子改良薬を開発して、自分自身がその新薬の実験台になるのだ。
キャスティングの話になったとき、李芸嬋は、
もし資金のことを考えないなら、3人の主役は台湾、香港、
それに日本の俳優を使いたいとまじめに考えている、
日本の江角マキ子は、この潔癖な学者役にぴったりで、
もしそれに金城武を組み合わせたらすごく面白いだろうと述べた。
(中央社即時 2005.10.29)
●風邪で昼ごろようやく起きてきましたら、今日は、台湾香港の新聞で
お伝えできることがいろいろと。
と思っていると、今度は大陸のニュースに、
なんと、またピーター・チャンと組む? との記述が!
監督の話だそうで、一気に目が覚めました。
よく読んで、また来ます。
成都の試写会成功とピーター・チャンの新作
昨日、四川省の成都で、「如果・愛 Perhaps Love」の、
大陸初めての、1回限りの試写会が行なわれました。
そのニュースが続々と出ていて、記者の感想も上々。
「1年間にも及ぶ期待は裏切られなかった」と書くほか、
観客による好評ぶりも大いに伝えられています。
しかし、ご紹介すればネタバレを避けられず、
すみませんが、公開までは翻訳を控えます。
雑誌も特に香港では次々に記事が出ていますが、
このご紹介も(すごくやってみたいのだけど)当分はしません。
作品自体に対する好評に接するにつれ、
なるべく前情報を少なくして見たいという気持ちは増すばかり。
差し支えない範囲の記事、ないし、部分を抜き出してみます。
まず、劇場での作品への反応をひとつ。
劇場までピーター・チャンの「如果・愛」を見に行くのには、いろいろと理由がある。
来年のオスカー出品映画であること、
金城武、ジョウ・シュン、ジャッキー・チュン、チ・ジニという大スターの出演、
中国初のミュージカル大作であること……
しかし、昨日、太平洋影城に(上映が終わって)明かりがともった後、
感動に浸った観客は悟ったのだ。
お金を払って見に行くだけの価値がある一番の理由は、
やはり映画――この、さめざめと泣かされ、
目を放さずにいられない愛の物語自身にあったのだと。
ある観客の女性は、ほとんどずっと泣きながら見ていたとまで話した。
(成都晩報 2005.10.30)
ジョウ・シュンと金城武の演技については、
監督もを口をきわめてほめているのですが、
詳しく伝えると、これもネタバレになり、差し支えないところでは――
「本来、この映画の主役は金城武1人なのだが、
ジョウ・シュンの演技が非常に良く、場面を持っていってしまった」
とジョウ・シュンを評価し、そう言いながら一方、
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10月30日(日)
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