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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■金馬奨出品関連(如果・愛)
ピーター・チャン、金馬奨はおかしいと
ベネチア映画祭の閉幕作品「如果・愛 Perhaps Love」は、
金馬奨参加を放棄するのだろうか?
監督のピーター・チャンは、
「特殊効果に2カ月かかる。本当に間に合わない」と言う。
金馬奨との深い溝の話になると、元々温厚なピーター・チャンも
不満をこらえられずこう話した。
「金馬奨はまったく奇妙だよ。
「ラヴソング」が最優秀作品賞をとった年、その監督はノミネートされなかったんだ。
これは、本当に変だと思うよ」
来週の火曜にエントリーが締め切りになる金馬奨には
20以上の映画がすでに申し込みをすませている。
「神話」のような大作もそうだし、「カンフー・ハッスル」
「愛の神エロス」「長恨歌」もエントリーすると回答があった。
だが、ベネチアの閉幕作品「如果・愛」がエントリーしていない。
ピーター・チャンは「1つにはポストプロダクションが間に合わないから。
1つには台湾での配給を重視するから」と語っている。
金馬奨は新しい規定をもうけ、9月20日以降に完成した映画でなくては、
来年の金馬奨にエントリーできないとした。
すでにベネチアで上映している「如果・愛」が今年エントリーしなければ、
金馬奨とは縁がなくなることになる。
この話を聞いたピーター・チャンは、驚いて、そしてまた言った。
「金馬奨はまったく奇妙だ」
ピーター・チャンは、「ラヴソング」が金馬の作品賞を獲得しただけでなく、
マギー・チャンに主演女優賞をとらせた。
「スリー」では、レオン・ライを実力派の主演男優賞の座にすえた。
プロデュースをした「見鬼」も、李心潔に主演女優賞をもたらしている。
ピーター・チャン本人が金馬奨の監督賞を与えられていないとはいえ、
その実力と創意とで、早くから名監督の1人とみなされている。
「如果・愛」が、もし金馬奨に参加しなければ、
大スターの金城武、ジャッキー・チュン、ジョウ・シュンらも、
受賞のチャンスをなくすことになる。
ピーター・チャンはこう話す。
「もちろん参加したい。
ただ、11月13日にはどうしても間に合わないんだ。
ベネチアの後、ニューヨーク、トロント、東京、それに釜山の
4つの一連の映画祭をみな断ったのも、
じっくりとポストプロダクションをやりたかったからなんだよ」(後略)
(民生報 2005.9.16)
う〜〜ん、とっても残念ですね。
監督が、大急ぎでベネチア用に仕上げた後、
公開までにじっくりと完成させたいという気持ちもよくわかるし、
でも、ひょっとしたらノミネートされるかもしれない映画のときに、
武に金馬奨に参加して欲しいというファンとしての気持ちもあるし。
もともと、例年12月に行われる金馬奨が、今年は1カ月も早く
開かれることになったのが大きいですね。
選挙の日程とか、その他、政府のいろいろな思惑のためのようです。
いい方策が見つかるといいのですが。
ところで、昨日のアン・リー監督との記事の件ですが、
リー監督が、大変残念がったと言う文章の前に、
プロデューサーの徐立功についての部分があったのです。
「このことで、徐立功は金城武に大変感冒≠セった」というもので、
この「感冒」が、何となく意味は推測できるけど、はっきりしなくて、
訳出を控え、台湾人の友人にたずねてみました。
すると、これは風邪だけど、ここでは反感という意味になるそうです。
つまり、
「このことで、徐立功は金城武に悪い印象を持った」
となります。
で、おかしかったのは、これに続けて、彼が北京語で、
「私も徐立功に悪い印象を持っています。
彼は台湾では大した人間ではありません」と付け加えていたこと。
そして、この台湾りんご日報の記事について、こう書いています。
「台湾のニュースメディアは、ニュースの見出しを適当に作るのが好きです。
小武(シャオウー)は本当に
『そうですか? お会いしたことありましたっけ?』と言ったかもしれない。
でも、小武は、きっともっとたくさんのことを、アン・リーと話したり、
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09月16日(金)
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