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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■アンドレ・モーガン語る(如果愛)・上
「Perhaps Love 如果・愛」のプロデューサー、アンドレ・モーガンが、
上海の撮影所で、マレーシアの記者のインタビューを受け、
この映画の成り立ちについて語っています。(原文は英語)
こう見ると、あ、アメリカのプロジェクトなんだ、と今さらながら思います。
2回に分けて。
壮麗な愛を通して中国ミュージカル映画を再生を
「Perhaps Love」のプロデューサー、アンドレ・モーガンが、
上海のセットでミュージカル映画の撮影について、
ジェーン・リティコスに語った。
アメリカンのベテランプロデューサー、アンドレ・モーガンは、
中国のミュージカル映画の死に幾分か責任があると告白した。
皮肉にも、彼は今、中国ミュージカルの再生に挑戦している。
もし、彼の最新のプロジェクト(「Perhaps Love」)が成功すれば、
1960年代以来製作されていないと彼の言う中国ミュージカルは、
映画産業へのドラマティックなカムバックへと動き始めるだろう。
1970年代初め、若きモーガンはゴールデン・ハーヴェストに入社し、
香港の映画産業を学んだ。
「燃えよドラゴン」「死亡遊戯」をプロデュースしたが、
この映画は伝説となったブルース・リーをスターにし、
香港のマーシャル・アーツを世界に知らしめた。
70年代はマーシャル・アーツ映画の最盛期であり、
これが中国ミュージカルの衰退を招いたのだと、彼は言う。
映画とテレビ番組、例えば(サモ・ハン・キンポーの名を米国に広めた)
アクションシリーズ「Martial Law」(CBS)を製作する
ルディ・モーガン・オーガニゼイション(RMO)の共同経営者であるモーガンは、
オスカーを獲った「ミリオン・ダラー・ベイビー」のプロデューサーの1人だ。
彼は、アジアの抱える問題は、紋切り型の映画の内容だと語る。
「幽霊物語でなければ、刑事物、でなけりゃマフィア物。
映画産業にとって、これは長い目で見たら、良くないことだ」
中国ミュージカルを創造しようという考えが出されたのは、
2002年、TVBとアストロの友人たちとのランチの席でのことだった。
彼らは、なぜ、ボリウッド(インドの映画界)には偉大なミュージカルの伝統があり、
ショウ・ブラザーズの作品群にはミュージカルの歴史があるのに、
60年代以降、香港では誰一人そういうものを作ってこなかったのか、
わからなかった。
「歌はたくさん入っているけれど、フルサイズのミュージカルは、
ショウ・ブラザーズの黄金期以降見られない。
私の70年代の仕事は、クンフー映画の製作と、ブルース・リー、
その後はジャッキー・チェンのプロモーションでした。
我々は、中国ミュージカルが息絶えたことに、
いくらか責任があるということができますね」と、
「Perhaps Love」のセットで行なわれたインタビューで、彼は冗談を言った。
彼は今、他の製作者や脚本家や俳優に、チャンスをつかみ、
忘れられたジャンルに命を与えるよう、鼓舞したいと思っている。
「アジアには創造力豊かな才能が大勢いるのに、
誰も彼らにミュージカルを手がける機会を与えない。
観客もまた、そういう映画を試してみるチャンスを与えられないでいます」
モーガンはこの状況を変えようと決心し、成功したいと考えているのだ。
彼の最新のミリオンダラー・ベイビー(金を生む子)≠ナある
「Perhaps Love」の製作費は7800万香港ドル、
香港、中国、台湾、韓国、ハリウッド、そしてインドの要素を統合する
野心的なプロジェクトだ。
ミュージカルは実績がなかったので、
こんな計画に危険を冒す出資者はほとんどいなかった。
モーガンにとって幸いだったことに、
同じようにこのジャンルの再生を心から願っていたTVBとアストロの仲間が、
この映画への経済的支援を約束してくれた。
モーガンは、「ムーラン・ルージュ」や「シカゴ」のような、
ハリウッドのヒットミュージカルのコピーをめざすことを否定する。
「我々は、香港、中国、インド、台湾、日本、韓国、
ハリウッドの要素を総合して、
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06月28日(火)
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