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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■金城武とアンディ・ラウ(LOVERS)●新作はミュージカル
金城武とアンディ・ラウ 1:10
アンディ・ラウと金城武のひそかな闘い
記者会見で、アンディ・ラウ、金城武の2人の新旧帥哥が肩を並べた。
金城武が見かけは緊張しているが内側はゆったりしている≠フに対し、
アンディ・ラウは落ち着いて泰然自若としたように見えるが、
実は心の内は緊張して、外見はリラックス≠オているのだ。
アンディの言葉の端々から、この老帥哥が、「LOVERS」における
自分の演技がどう受け止められているか、大変気にしている≠フがうかがえた。
長きにわたり数々の戦場を経てきたベテラン≠フ名に恥じず、
あるとき自分が口をすべらした≠アとに不意に気づいたアンディは、
すぐさま記者に自分の普通話の発音をただすことで、
巧みに話題を転じた。
「LOVERS」で彼は第1男性主役ではないけれども、
我々は、彼がこの役を選んだのには、
必ずやその抜きん出た深謀があったからと信じている。
ひょっとしたら、ひそかに主役を食ってしま≠ィうという
計算もあったのかもしれない。
「LOVERS」のアンディ・ラウ
自信のない大哥
数え切れないほど多くの映画に出演してきたアンディ・ラウは、
様々な暗戦=iひそかな戦い・アンディの出演作のタイトル)を経て、
早くに何物にも打ち破られぬ頑丈な体に鍛え上げられている。
だが、今回の「LOVERS」への出演には自信がもてなかった。
「ホントのことを言うと、すごく緊張している。
ぼくのこの映画での演技は、きっと『英雄』と比べられるだろう。
もしもう1度機会があれば、もっとうまく演じられると思う。
観客の皆さんの意見を聞かせて下さい」
興行成績の保証
アンディ・ラウは、チャン・イーモウが1番先に出演を明らかにした
出演者の1人であり、
彼の「LOVERS」への出演は決して成り行きでも一時の思いつきでもなく、
ある種、歴史的必然性を持つものだった。
香港で、彼は早くからチョウ・ユンファ、チャウ・シンチー、
ジェット・リーと同様有名な大スターだった。
台湾では4年連続で「10大アイドルスター」第1位の栄誉を獲得している。
日本においては「最も人気のある香港スタートップ10」に名を連ね、
毎年彼の映画特集上映をしているところもある。
韓国では、彼の映画を見て育った大スターは枚挙にいとまがない。
シンガポールで1番よく借りられているのがアンディ映画のビデオだ。
今やアンディ・ラウはただの俳優ではなく、
深い意味をもった1つのシンボルとになっている。
「アンディ・ラウ主演作は、
内地の監督にとって商業的保証を与えるだけでなく、
監督達の地位のある種の証明にもなっているのだ」
老帥哥、2番目に甘んじる
アンディ・ラウが我々の心中では
「演技する必要のない俳優」となっているのに気がついているだろうか。
何を演じようと、人生経験が彼にもたらした蓄積が自然とあふれだしてくる。
「LOVERS」でアンディ・ラウは任務と感情のもつれに悩む人物を演じたが、
全力を注いで作り上げる必要はなかった。
ただ自然に歳月の中で経てきた努力と忍耐の痕跡を透けて見せるだけで、
この役をスクリーン上に現出させることができたのだ。
演技が上達したことで、さらに難かしい役に挑戦するようになり、
自分の演技を観客に認めてもらいたいと熱望するようになったのである。
だから鮮やかに目を奪う主人公の役は後輩の金城武にお譲りし、
もっと演技を必要とする脇役を
この上なく大切な、自分を磨く砥石(といし)としたのだった。
「LOVERS」の金城武
「標準情人」、人気スター
記者会見の席に金城武が姿を現わしたときに、
会場のフラッシュがいっせいにたかれた様はすさまじかった。
アンディ・ラウがカジュアルな服装であったのと違って、
真っ白いシャツに黒いスーツの金城武は、見るからにいっそうかしこまり、
シャイでぎこちない感じであった。
が、彼が「大人しく謙虚で、言いたいことがあってもやめてしまう」ような
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11月30日(火)
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