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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■童年往事・下
間があいてしまいましたが、続き。
これからの人生――1番大切な夢を話そう!
もし、将来、どんな大きな目標を持っているかとたずねられたら、
ぼくに言えるのは「すべて自然のままに」っていうこと。
人生には予測なんてできないことがたくさんあるものです。
ちょうど、ずっとスーパーマンや警察官になりたかった、
その上内向的なぼくが、なんたることか、
自分をどうしてもさらけ出さなくちゃいけない職業――
つまり芸能界に飛びこむことになってしまったみたいに。
だから、人生は思い通りにはなかなか行かないものだとしか言えないです。
でも、もちろん、目標はありますよ。音楽と芝居に希望を持ってます。
当時、1本のCMで、フーロンの葛さんがぼくを見出してくれて、
ぼくと芸能界のつながりはとてもいい始まり方をしたんです。
今に至るまで、葛さんがぼくを育ててくれたことに感謝しています。
歌だけでなく、ドラマ、CM……みんな会社がぼくのために、
一番いい形で手配をしてくれたから、
自分は一番幸せな人間だと、やっぱり思いますよ。
その他では、新宝島康楽隊と知り合って、すごく幸運でした。
ボビーと阿ユーが、人生のもう1つの本当の喜びに出合わせてくれましたから。
子どものころから今までで、一番やったな、と思えるのはどんなとき、と聞かれたら、
他の人がぼくの作った歌をほめてくれたときですね。
そういうとき、ぼくは一番うれしい。
本当のところ、ぼくは自分にそれほど高いものは求めてないけど、
どの仕事もすごくまじめにやっています。
もちろん、挫折がないというわけには行きませんよ。
ただ、それをいつも新しい出発とすることで、淡々とした心で受け止める。
たくさんの夢が少しずつ実現していきます。
あまり急ぎすぎるのも、ぐずぐずしすぎるのも最善の方法じゃない。
精一杯努力するだけ、それだけです。
金城武はうぬぼれで、驕り高ぶっていると思っている人は多いけど、
本当はそうじゃない。ぼくはただ、金城武の別の面を見せているだけ。
仕事だけでなく、日常生活でも金城武はあるがままで、取り繕ったりしてませんよ。
ぼくの歌や演技から、わかるでしょう、
ああ、金城武というやつは本当にそのまんまなんだって。そう感じません?
ぼくは、今ぼくが持っているものを守るよう努力するし、
自分を充実させていく努力をします。
与えられた出番を1つ1つしっかりとこなし、
ぼくのことを気にかけてくれる友達を失望させない。
人にも言うんです。自分のもっている物、事、人を大事にし、手放さないようにって。
だってそのチャンスは1度きりだから。一番大切な宝だよって。
そういう人生は軽々しく捨てちゃいけない、
いつまでも大事にする価値のある思い出だと思います。
ぼくは一生懸命努力する、お互いにがんばろう!
子どものころからずっと、こんなふうにぼくは気をつけています。(完)
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BBS 22:20
04月17日(土)
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