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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■「Lovers 十面埋伏」プロデューサーインタビュー@
しばらくニュースはお休みねとのんびりしていたら、
また張プロデューサー登場。しかも、記事が超長い。
多分雑誌記事ですね。ていねいに訳そうとすると難しいところも多いし……
とりあえず、最初の部分だけ。(挫折するかも)

張偉平インタビュー:なぜ「十面埋伏」を撮ったのか@

――「十面埋伏」の舞台はどの時代か?
張 唐朝だ。

――「十面埋伏」は情感やストーリー性が目立っているが、
アクション面が弱いということはないのか? 
「英雄」がMTVのようなシーンのつながり方をしていたのとは違って、
物語の中になめらかに融けこませることができたのだろうか?
張 アクションシーンについてはこう言うことができる。
できた映画を観たら、きっとユニークで全く新しい、
「英雄」とは異なるものだと感じるだろうし、
チャン・イーモウはアイデア豊かだと思うだろう。
「英雄」と同じように、香港台湾では何十年も武侠映画を撮ってきながら、
武侠映画はこういうふうにも撮れるのだなどと誰も思いつかなかった。
チャン・イーモウは中国拳法の基礎の上に独創的なものを作り上げたのだ。

――ストーリーは残酷な話か?
張 非常におもしろいストーリーで堪能できる。

――アンディ・ラウのこれまでの演技は、みなかっこうのいいものだった。
それでは、この作品ではチャン監督は彼のそういうイメージを
一掃したのだろうか?
張 その通りだ。

――ウクライナでの撮影は非常に大変だったと聞いたが、そうか?
張 そうだ。非常に大変だった。

――チャン・ズーイーと金城武が負傷したのはでっちあげというのは本当か?
張 本当に怪我をしている。金城武の怪我はかなり重く、
ウクライナから戻った後、日本に極秘で治療にやった。
そして我々はアンディ・ラウとチャン・ズーイーの場面を撮影した。
金城武の怪我が少し良くなってから、まだ少しアクション以外の場面が
残っていたので、彼は松葉杖をついて頑張って撮影を続けた。
だが、非常にリラックスして演技も素晴らしかった。
できた映画を見たとき、彼が怪我をしたなどとは全くわからないだろう。
また、これまでの彼のどの映画でのイメージとも完全に違った、
極めて視覚的衝撃力を持つ金城武が見られると、私は保証できる。
これこそが、チャン・イーモウの才能であり、
彼のもとでは俳優はみな見違えるほど変貌する。

――なぜウクライナをロケ地に選んだのか。
張 「十面埋伏」の撮影に先立って、我々は国内の景観地をいろいろと検討した。
「初恋の来た道」と「英雄」で、我々は国内の比較的満足できる場所は
ほとんどすべて行っていたので、「十面埋伏」を撮るときになって、
もう1度回ってみたが、新しい作品にふさわしい場所はみつからなかった。
国外に目を向けるしかなかったが、ヨーロッパ、オーストラリア、
ニュージーランドを見てもやっぱり納得できない。
その頃、チャン・イーモウは北京オリンピック誘致フィルムの総監督をしており、
その撮影でモスクワに行き、人に薦められてウクライナを訪れた。
一帯をずっと歩いてみて、彼は「十面埋伏」に非常に合っていると思った。

――チャン監督がその地方が好きだったからではないのか?
張 それもある。映画を観たら、私の言葉の正しいことがきっとわかるだろう。

――映画には馬が出てくるか?
張 出てくる。

――それはヨーロッパの馬か?
張 そうだ。すべて背の高いヨーロッパの馬だ。金城武を落馬させたのはそれだ。
森の中をぬって走っていて、いきなり金城武を振り落としてしまった。
もし、木にたたきつけられていたら大変なところだった。
馬がコントロールしきれないので、
監督はそれもまたリアルな効果としなければならない。
だから、金城武は大した俳優だと思う。大変プロフェッショナルで、
演技も非常に素晴らしい。
そう言うのは私だけではない、第1回編集フィルムを見終わったとき、
アメリカと日本の映画会社の人間もみな、金城武を絶賛していた。

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03月25日(木)
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