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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■「君のいた永遠」幻のシーン
数日、風邪による熱が続き、PCのモニターを見るのも目に痛く、
やっと人心地がつきましたが、武情報はブランクがあっても、たいてい大丈夫なんですね。
ニュースのないときは、他の話題で。
1999年の「君のいた永遠」には、スチールにはあるけれど、
映画にはないところがありました。
これは香港版のノベライズにあるシーンです。
30代の2人はあのコップの指輪シーンのあと、占い師のところに行くのです。
ノベライズはオリジナル脚本を参考にしたと思われるので、
最初の構想にあり、実際に撮影もされたのが、なんらかの理由で
完成版には入らなかったのでしょう。
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レストランを出ると、浩君と小柔は廟街に占いに行った。
2人が腰掛けに腰をおろすと、卓上の灯火がちょうど小柔の面を照らし、
そのせいで小柔は何か考えにとらわれているように見えた。
「何をいたしましょうか」と占い師がたずねた。
「八字で運命を占ってほしいのです」小柔が言う。
「八字を……では、すみませんが、それぞれの生年月日をおっしゃってください」
占い師は言いながら古ぼけた糸とじ本をめくる。
「私は1961年12月22日です」小柔が答えた。
「私は58年6月11日です」浩君が続けて言った。
「両方とも西暦ですね?」占い師が聞く。
2人は同時にうなずいた。
「結婚ですか?」占い師は本を見、2人を見て答えを確認した。
2人はにっこりした。
「もし官を辞し一方に帰することあたうれば、今後憂いなく、春の夢長からん……」
占い師は独特の口調で感嘆のためいきをつきつつこう語った。
2人は意味をとりかねて顔を見合わせ、また占い師を見つめた。
「あなたがたの一方は今、事業が成功し、仕事に忙しい」占い師は言って、小柔をちらと見る。
小柔はやや不安な気持ちを抑えて黙ったままだったが、
浩君は明らかに動揺していた。
「官を辞し一方に帰すれば、憂いなく、春の夢長からん……言い換えれば、
事業を退かなければ、婚姻へはたどりつけないということです……
見るところ、あなた方2人は長い道のりを経て、ここに来られた。
だが、どんな艱難辛苦もまたよし、お2人は今、夫婦の縁にある。
ただやはり、一方が譲って初めて開花しうるのです」
小柔の不安げな心持ちはすっかり表情に表れてしまっていた。
それを浩君は愛しさの込もった目でじっと見ていた。
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このあと、翌日の空港での別れの場面に続きます。
八字というのは生年月日時の干支の8文字ですが、このあたりのことは皆目わかりません。
01月15日(水)
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