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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■美しいものは大きく(ビオテルム)●VOGUE台湾10月号A
あるコツや、文化の違いの面白さを学べるでしょう。
そういう感覚は実はすごくいいものです。

だから、慣れないでいるときは、できるだけなじめないよと考えないこと。
周りの環境全体が、もうそういう方向に発展してしまっているのだから、
ぼくは、自分が学ばなきゃいけないんだと、できるだけそう考えるしかない。
できるだけ注意力を自分のこの役に集中させて、それから監督と話し合って、
この映画の中で自分は何をしなければならないのかを知ろうとする。
それはつまり、なるべく変わらないで、以前の状態にいようってことでもあるかな(笑)。

演技はぼくにとっては、ふりをすることです。
演技というのは、ぼくができる映画製作への参加の方法で、
この仕事を始めたばかりのときは、若くて人生経験がまだ十分でなかったから、
ぼくにできることは、ふりをすることだったんです。
ゆっくりゆっくり、毎年1歳分人生が増えていき(笑)、
少しずつ現場での経験を積んでいくことで、
監督が言うことを参考にしたり、他の俳優さんの違うやり方を観察したりして、
前よりわかるようになってきたけれど、それでもやっぱり、ふりなんです。

ぼくは演劇を学んだことがないので、それは実は重要なことなんですよ。
前は勉強するチャンスがなかっただけです。
その後も勉強しようとは思わなかったんですけどね(笑)。
それから、ぼくにはある俳優さんたちのようにいろんな人生経験をしたり、
豊かな想像力を持っているということがありません。
だから、現場でぶつかったことにその場で反応してやることしかできない。
そして、何か面白いことを試そうとします。
もちろん面白くなくちゃだめ。じゃないと、とても苦しいから。
「武侠」の撮影に入ったばかりのときがちょうどそうで、すごく苦しかったです。
どうやってみてもいいと思えないんです。
それでピーターのところに飛んでいって、言ったんですよ。
どうして徐百九を登場させなきゃいけないのかわからない、
この役はまったく必要ないと思うって。  (続く)


   BBS   ネタバレDiary   1:30  

10月23日(日)
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