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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■やっと公式の写真が(武侠)……●更新●新浪娯楽の記事(途中)

去年の秋、ある科学番組を見ていたところ、思いがけず、ある画面を見て興奮しました
――弾丸が、人間の皮膚、肉、血管、心臓を貫き、最後には死に至らしめる全過程でした。
見ながら、私は考えていました。
武侠映画の中の、ツボを打ち、一刀のもとに両断するというのも、
このような過程ではないのだろうか? と。

私は武侠映画のことを新しく考え始め、
今まで感じなかった興味がわき、そして「武侠」の物語が誕生しました。

侠客の劉金喜(ドニー・イェン)は名を隠し、妻の阿玉(タン・ウェイ)、
2人の息子とともに、辺鄙な小村に暮らしていたが、
ある不思議な殺人事件に巻き込まれてしまいます。
捕吏の徐百九(金城武)は「武術マニア」で、
捜査の過程で劉金喜が凄腕の持ち主に違いないと嗅ぎつけます。
思いがけず、まさに彼のその好奇心のせいで、
劉金喜はならず者集団の長(ジミー・ウォング)と生死をかけた対決をせざるをえなくなり、
家庭には危険が迫り、存亡にかかわる災難に見舞われることになります……

「武侠」は、いかにして武侠を替えるのか?

自分の目を信じてはいけない
――これが「武侠」のアクションシーン全ての出発点です。

近年のいわゆる「武侠映画」を見ては、私はいつも、
ああいうあちこち飛び回るシーンに深い疑問を抱いていました。
あの、いわゆる大侠たちは、どうしてひとっ飛び数十丈も飛びあがれるのか、
またどうして十数階建の楼閣から飛び降りて無傷なのか?
私には全くわからず、だから私にとって、ああいう何の理由もない流血、
何の理由もない飛行、何の理由もない死、果ては何の理由もない復活は、
みな魔術であり、サイエンス・ファンタジーであって、武侠映画ではありません。

「武侠」で、これらは全て、きちんとした根拠を持ちます。
それを実現するために、鍼灸師、マッサージ師、薬剤師、力学の専門家から、
特殊効果の専門家までを招きました。
この人たちが来てくれたことで、「武侠」は全く新しい、緻密な裏の世界を手に入れることができました。
武侠には道理があり、根拠のない作り話ではないのです。

いつも尋ねられます、なぜ「武侠」というタイトルにするのかと。

この2文字は、人に無限の想像空間を与えると思います。
しかし、武侠は1つのジャンルであって、映画の名前になるのだろうか?
グーグルで「武侠」を検索しても、この映画が出てくるとは限らない!
途中で、私たちも「同謀者」というタイトルを考えてみたが、最後にはやはり「武侠」に戻しました。
というのは、この映画で、ドニー・イェンはショウブラザーズの元老と「アクション復興」を共謀し、
金城武は武術に入れ込みすぎて、偏執的なほど分析をし、
タン・ウェイも「家庭防衛戦」で後にひかず、
ジミー・ウォングは再び武術の世界に返り咲いて、その覇気には対抗できる者はない。
これらのすべてが集まって初めて、武侠が形作られるのであるから、
なぜそれを「武侠」と名付けてはいけないのか?
私自身はずっと武侠とは何ぞやと追求し続けてきて、
今、このジャンルに向かい合っているのだから、
それならいっそ、一番はっきりとした、一番直接的な2文字「武侠」を用いようではないか。

「武侠」は侠義の精神に戻ると同時に、あの飛び回るいわゆる「武侠」をも変えるのです。  (続く)
(新浪娯楽 2010.11.10)


長いので、いったん切ります。  


   BBS   ネタバレDiary    6:40

11月10日(水)
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