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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■「死神の精度」@「I-周刊」●ウー監督インタビュー@「壹周刊」●ケリー・チャンの話●「赤壁」撮影中の武のエピソード
ぼくはひどく内向的な人間なので、仕事が終わればすぐ家に帰る。
どこか行こうとは思わない……ネットゲームがなぜ面白いかって?
ネットに入ると、すごく遠くの友達ともネット上で同時に遊べる。
ゲームをしながらおしゃべりができます。
そこでは、知っている人とも、知らない人とも楽しく遊べます。
みんなぼくが誰かしらないし、僕を見にやってきて、取り囲み、
携帯で写真を撮る人もいません。
すぐに大勢の人と遊ぶことができます。
だから、外出するより、家でゲームをしていた方がいいと思うんです。
誰にも迷惑をかけなくてすむし」
映画の役の選択が、死神でなければ怪盗というような人間は、当然変わり者である。
一緒に仕事をした名監督や大スターも、誰も彼のことを理解できない。
アンディ・ラウは、彼のことをミステリアスな「宇宙からの客」と冗談を言い、
ピーター・チャンは、彼は芸能界で決して争ったり競ったりすることなく、
いくら引っ張っても動かないので損をしていると、惜しむ。
誰にもその人なりの生きていく道がある。
彼は仏を信じ、坐禅を組んで心の慰めを求めていると言われる。
「この仕事を始めたばかりのときは、とても悩みましたよ。
どうしてみんな自分のことを見るのだろう。
どうして自分のすることが、一々大勢の人に影響してしまうのだろう、とね。
すごく困惑して、人とつきあいたくないと思ったし、人にこうこうと説明もしたくなかった。
いっとき、ちょっと自分を閉ざしていましたね。
その後、高僧たちの哲学の話を聞きました。
例えば、このテーブルは、テーブルではないかもしれない、
自分がそれをどう見るかなのだ、とかね。
とても面白いし、なるほどと思った。
自分はどうしてこんなにバカだったんだろう? どうして考えなかったんだろう? と思い、
物事を別な角度でも見るようになりました。
でも、すぐにできるようになるのは無理で、時間が、年月がかかるし、
どんな人と出会うかにもよります。
年齢が行くにつれて、理解することも増え、
だんだんと心のバランスがとれるようになってきました」
彼には彼の小さな宇宙があるが、誰も理解しないし、顧みない。
本物のスター、注目の的
いよいよ武が登場した。
第一主演男優であり、当然のことながら拍手で迎えられた。
シンプルなダークスーツに白いシャツ、ふわふわの髪、
非常に日本式のかっこよさだ。
澄んだ目が前後上下左右をあちこちと観察し、
顔には相変わらず、あのお馴染みのはにかんだ表情があった。
そして、来た、まばゆい、輝く笑顔が。
「日本でまた演技できて、とてもうれしいです。
最近ずっと中国語映画の撮影で忙しかったし、
興味の持てる日本語の脚本に出合わないまま、長いこと経ってしまいました」
開会の言葉の後、彼は日本風に手を振り、うなずいて挨拶をした。
監督の筧昌也も主演女優の小西真奈美も、
武には一風変わったユーモア感があり、それが映画の雰囲気にぴったりだったと語った。
「金城武はユーモアのある人で、アイデアがいっぱいあり、
いつも監督にいい提案をしていました。
私と金城さんとの芝居では、いつも2人で工夫をし、
どう演じるか相談しながら、やりました。
ただ、どのアイデアも、監督に却下されたので、どんなのだったかよく覚えていません。
撮影現場では、いつも金城さんとたくらんで、監督にやってみせるという風でした」
日本の超かっこいい大スター福山雅治の噂の恋人である小西真奈美も、
彼に対しては絶賛だ。
記者会見の間中、武はずっと人々の話題の焦点だった。
映画の中で、このいい男の髪を洗う機会に恵まれた70歳のベテラン富司純子は、
女性たちにそれを謝ったと思えば、
もし、いつかその時が来たら、こんな素敵な死神に連れて行ってもらいたいと冗談を言う。
おかげで横にいる武は笑いっぱなしであった。
日本のファンの絶叫を間近に聞く
試写会はホールCで行われた。
3階席まである劇場は、華麗で豪華で、
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06月22日(日)
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