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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■火星人説に反論するB
というのは、脚本に目を通すと、たちまち気持ちがハイになったから。
「諸葛亮はすごくいい。登場人物はとても多いけれど、
諸葛亮のところを読んだらもう、すぐ、とてもやりたくなってしまいました。
どういい表現したらいいかわからないけれど、
彼は実は三国全体と想像力の最高峰で、特別な魅了を持った人だと思う。
こんな役にめぐりあったら誰だって、ノーとは言わないでしょう」
金城武の写真を何度も撮っているカメラマンなら、誰でも戸惑うことがある。
数年前と今と、写真を撮っていて、カメラの中の彼が少しも変わらないことだ。
だが、金城武自身は、
「今は少し年をとったから、諸葛亮のような、
とても深くて豊かな役をやってみたいと思うんです」
と言うのだ。
2004年の「LOVERS」から今年の「投名状」、来年の「赤壁」に至るまでの間に、
金城武はちょうど国産映画全体の、無から有へ、
悪評から喝采への過程をまるごと経験することになった。
2003年、「LOVERS」で初めて国産大作映画に参加し、
数ヶ月馬術と弓の訓練を受けた。
結果、映画はヒットしたが、悪評紛々だった。
2005年の「如果・愛」で、彼は愛に蝕まれた男を生き生きと演じ、
映画は好評だったけれども、興行成績は期待通りではなかった。
「投名状」に至って、ようやく評価も高く成績もよい大作にめぐりあったのである。
大作映画とともにこの数年成長を遂げたことについて、
金城武には自身の見方がある。
「大作は1つの流れであって、確かに混乱し始めています。
スタート監督も混乱しています。
あんなにたくさんの人が悪口を言っているのに、興行成績はこんなにいいなんて。
その後、だんだんとそういうものということになり、監督と俳優も方向を探している最中です。
俳優はかわいそうですよ、監督が放ってくれたものがそれなんですから。
ぼくには実は最低ラインがあって、あの人たちがぼくにほうってくれるものを選んでる。
だから、流れ全体がいいものであるといいと思います。
全体の流れがよくならないと、ぼくたちもよい選択ができません。
そうでないと、どんなに演技力があっても、どんなに手品を使えても、
つまらない映画になってしまうんです」
数年前、「如果・愛」に出演中のこと、金城武は、休みの日はホテルから一歩も出ず、
部屋で座禅を組んだり、念仏を唱えたりしていると、スタッフからバラされている。
彼は、芸能界で生きのびようとすると、確かにこういう心の慰めが必要だと言う。
「この世界で仕事を始めたばかりのころは、いろいろと悩みました。
わあ、どうしてみんなぼくのことを見てるんだろう、
どうしてぼくが何かすると、こんなにたくさんの人に影響を与えかねないのか
、
すごく当惑して、人とつきあいたくない、人に説明したくないと思って、
閉じこもりがちになった頃がありました」
その後、同じ芸能界の親友が、ある偉いお坊さんを紹介してくれたことで、
芸能界で生きる道を求める法則を学んだのである。
「そのえらいお坊さん達がぼくに話してくれたのは、実は哲学でした。
例えば――1つのテーブルはテーブルではなく、
あなたがどう見るかによって違ってくるんです。
ぼくは面白いと、その通りだと思いました。
ぼくはどうしてそんなに馬鹿なのか? どうして考えたことがなかったんだろう?
それから、ゆっくりと、心に当たらしものの見方が育っていくんです。
でも、絶対すぐできるようにはなるわけではなく、
時間によって、歳月によって、どんな人に出会うかによるんです。
年が行けば行くほど、少しずつ悟ることも多くなりますし、
少しずつ心のバランス感覚をつかんでいくこともできるようになるものです」(完)
(南方都市報 2008.12.28)
BBS ネタバレDiary 2:30
01月20日(日)
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