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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■Esquire香港(君子雑誌)本文
動機はそうだということで、だからといって、
その後、本当の情感が生まれないということではありません。
しかし、その後、1人でも生きていけるようになると、
元々野獣のような男達ですから、
衣食が足りればいいというだけではとどまらなくなってくる。

ぼくは、誰の気持ちもずっと本物だったと思いますが、
欲望が多すぎてそれに操られ、あのような結果に行き着かざるを得なかった。
でも、こういう感情は絶対存在すると思いました。

他の人のやり方は、ぼくにはどうしようもない。
だけど自分は、自分の心の内に、自分自身のやり方と状態を
しっかり保っていたいと思う。
同様に、身近な人に、自分の考える、いわゆる「いい人」と
同じになれと要求することもできません。

ぼくは、誰でも暗い面を持っていると思いますが、
でも、普段、人と交わるときには、
相手を傷つけず、何か「いいもの」を得られればそれでいい。
そのことでバランスが取れると思う。
欲をかきすぎて足を取られないようにしさえすれば、
信念は簡単には揺るがないものです」

インタビューは終わった。
金城武はかしこまって私と別れの握手をした。
すでにカジュアルな私服に着替えた彼は、ずっとある歌を小声で口ずさんでいる。
そう、ずっと。
この午後、彼の口からは絶えず軽いハミングのその歌が聞こえていたのだった。
ただし、ささやくようにかすかで、
近くに寄らないとそれが何の歌だかわからなかった
――映画「心動(君のいた永遠)」の同名の主題歌だったのである。

それはあたかも、乱世の勇猛な武将や究極の智将、諸葛亮に姿を変えてはいても、
自分には変わらない心があることを、
絶えず自分に思い起こさせているかのようだった。
この日、金城武は、相変わらず、あの自己を捜し求め、
風に漂う浮雲のように自由を愛する1人の男なのであった。
(Esquire香港版 2007年11月号)


リードの文章は難しいので、今日はパス。
「投名状」出演に関して、監督と違うこと言ってますね。


BBS  ネタバレDiary 0:30

11月16日(金)
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