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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■「当代歌壇」最新号から
武とジョウ・シュンについて書かれていますが、武の部分だけ訳出。
もし、彼が来ていれば……
大勢の人が金城武がやってくるのを楽しみにしていた。
発表会にはふだんほとんど行かない、
私のような芸能記者さえ出かけていった。
だが残念ながら、彼はついに姿を現さなかった。
考えてみれば意外なことではなかったのだ。
彼はいつも控えめで、万やむを得ず、というとき以外は、
出なくてすむものには出ようとしないのだから。
こうして今カメラを逃げることが、ひょっとしたら、
次の機会に、よけいに追い回されることになっているのかもしれないけれど。
こういう点が監督ピーター・チャンをひきつけたのでもあるから、
いつまでかわからないが、人に神秘的な感じを与えるのは良いことであるのがわかる。
チャン監督は言っている。
「金城武はあんなに若いのに、どこに出かけるでもなく、
香港のパパラッチでさえ写真の1枚も撮れない。まさに神秘的だ」
そう思って、ピーター・チャンは、金城武のために1つのストーリーを作り上げ、
一風変わったロマンティックな愛を彼に背負わせた。
架空の人物ではあるが、その役には金城武の影がある。
「彼には生きることの中で生まれてくる憤りがある。
映画の中の役は、彼のあの何びとにも何物にも
なじもうとしないような感覚を持ったものになる」
考えて見れば、もし彼が来ていたら、
この発表会はおそらく彼1人のためのものとなっただろう。
誰もが様々な質問を繰り出して、
彼はいつもの通り、淡々と、愛想よく、他人行儀に、
自分にとって大したことではないことについて話しただろう。
もし彼が来ていたら、ひょっとしたらかえって良くなかったかもしれない。
特に、今のような、その身分と血筋が人にいろいろ考えさせるような時期には、
来ないことも良かったのかもしれないのだ。
翌日の芸能新聞の記事は中身の足りないものになったけれども、
聞いて嫌にならない内容が多くなることにはなった。
どうせ、映画が公開されれば、
彼はいつでも我々の前にすがたを見せてくれるのだから。
(当代歌壇 2005年5月25日号)
ところで、昨日、香港の東方日報に出た「Inerview」に関する記事から、
聯合報と重複しない部分を抜き書き。
「ラガーフェルドは金城武の顔の輪郭がくっきりしており、
足のつま先もすごくいいと絶賛した」
「マネジャーのヤオ・イージュンによると、
カール・ラガーフェルドと仕事をすると知った金城武は、
この巨匠がどんな人かわからないので大変緊張した。
しかし、会ってみると、とても親しみやすく
つきあいよい人であることがわかったという」
「金城武は、巨匠がこのように自分を気に入って認めてくれるので、
もちろん非常に嬉しかったし、彼がプロフェッショナルで、
仕事もきびきびしていることをとてもいいと思った。
撮影が終わってからインタビューになったが、
ラガーフェルドは立ち去る時、わざわざ金城武のところまで来て
別れの挨拶をしたので、彼はラガーフェルドを大変気さくで
少しも偉そうなところのない人だと思った」
撮影は2時間。
たくさんのオファーについて、ヤオさんは、
慎重に選び、あわてて決めることはしないと語っていたそうです。
BBS 16:00
06月12日(日)
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