ID:22831
『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■小沢氏 どこまで居直ることが出来るか

1、社説:「起訴相当」―小沢氏はまだ居直るのか
                     2010年4月28日   朝日
2、社説:小沢氏「起訴相当」 全員一致の判断は重い
                    毎日新聞 2010年4月28日
3、社説:小沢氏起訴相当 「公判で真相」求めた審査会
                    2010年4月28日 読売新聞
4、【主張】小沢氏「起訴相当」 やはり議員辞職すべきだ
                    2010.4.28 03:39 産経

 今日の日々の映像は社説の引用させていただく。感想は表題のとおり「小沢氏どこまで居直ることが出来るか」である。

「このいら立ちや閉塞(へいそく)感を生んだのはほかならぬ小沢氏である。検察に対し強硬な対決姿勢を見せたかと思うと、不起訴処分が出た後は「公平公正な検察の捜査の結果として受け止める」と述べ、「嫌疑不十分」との裁定を無実の証明であるかのように扱う。国会での説明を求められても一切応じない。
 民意に正面から向き合おうとせず、居直りというほかない態度をとることへの拒否感、嫌悪感が、政策の迷走とあいまって、鳩山内閣や民主党の支持率を押し下げている。」(朝日)

「市民が検察の不起訴処分に強くノーを突きつけた。民主党の小沢一郎幹事長が代表を務める資金管理団体『陸山会』をめぐる事件で、東京第5検察審査会が『起訴相当』を議決した。小沢氏を容疑不十分で不起訴処分にした東京地検の判断をひっくり返したのだ。」(毎日)

「民主党の小沢幹事長を『不起訴』とした検察の判断に、『善良な市民感覚』が強烈なノーを突き付けた形だ。注目されていた検察審査会の議決は、『不起訴不当』から踏み込んで『起訴すべきだ』との結論になった。」(読売)

「小沢氏は27日夜、幹事長職を辞任しない意向を示したが、状況は一変した。2度目の「起訴相当」議決を経て強制起訴される可能性も出てきた。小沢氏が出処進退を決断しないかぎり、参院選に向かう時期に与党幹事長の起訴の有無が最大の焦点になる。まともな党運営などできる状態ではなかろう。」(産経)



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1、社説:「起訴相当」―小沢氏はまだ居直るのか
                     2010年4月28日   朝日
 政治資金規正法違反の疑いで告発されていた民主党の小沢一郎幹事長について、検察審査会が「起訴相当」と議決した。無作為で選ばれた審査員らは議決理由で「起訴して公開の裁判所で事実関係と責任の所在を明らかにするべきだ」とし、「これこそが善良な市民としての感覚」と述べた。
 正式な起訴に至るかどうかは、検察当局の再捜査やそれを受けた検察審査会の2度目の審査を待つ必要がある。予断は控えなければならない。
 ただ、今回の議決は、不透明な金銭の流れなど、疑惑が浮上して以来、多くの人が抱いていたのと同様の疑問を列挙した。そのうえで、小沢氏は秘書らと共謀し、政治資金収支報告書に虚偽の記載をしたと強く推認できると結論づけている。
 議決書だけでは具体的な証拠内容やその評価がいまひとつはっきりせず、検察や裁判所が従来とってきた事実認定の厳格さとは比べられない。
 しかし「『秘書に任せていた』と言えば、政治家本人の責任は問われなくて良いのか」という指摘は、先の鳩山由紀夫首相に対する検察審査会の議決同様、国民の声を代弁するものだ。
 このいら立ちや閉塞(へいそく)感を生んだのはほかならぬ小沢氏である。検察に対し強硬な対決姿勢を見せたかと思うと、不起訴処分が出た後は「公平公正な検察の捜査の結果として受け止める」と述べ、「嫌疑不十分」との裁定を無実の証明であるかのように扱う。国会での説明を求められても一切応じない。
 民意に正面から向き合おうとせず、居直りというほかない態度をとることへの拒否感、嫌悪感が、政策の迷走とあいまって、鳩山内閣や民主党の支持率を押し下げている。時がたてば忘れられるのではなく、時がたっても手を打たず、自浄作用を働かせないことへの不信が深まっているのだ。

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04月28日(水)
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