ID:22831
『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■日本はなぜ借金大国になったか

公債残高の累増
http://www.mof.go.jp/jouhou/syuzei/siryou/004.htm
「日本はなぜ負債大国になったか」 
http://sun.ap.teacup.com/souun/126.html
日本の借金時計
http://www.team-nippon.com/

自民党長期政権時代に出来た負の遺産は国債(借金)である。アメリカ・ドイツなどの先進国の公共投資はGDPの2%前後であったが、日本は4〜5%の公共事業投資を行ってきたのである。税金での投資であれば問題ないが、国債を発行しての公共投資であったのだ。そのつめ跡は、公債残高の累増で明らかだ。

一つ補足すれば、田中角栄が総理になって1972年(昭和47年)の国債残高は5.8兆円しかなく、GDP比で0.5%以下の借金だったのだ。戦後の昭和20年から27年間は税収で国家運営がされていたのだ。1972年(昭和47年)以降の35年間の自民党政治で公債残高の累計が816兆円、GDP比で169%という空前の結果を生みだしている。816兆円の他に短期借り金、地方自治体の借金を含めると「借金時計」のとおり1200兆円を超えるのである。

それではなぜこんな借金大国になったのか。マイケル・ハドソン氏のリポートの指摘を引用したい。

1、1965年から30年の間に、日本は国家債務ゼロから世界最大の負債国へと転落した。日本の負債が他の国に見られない特性を持つのは、それが必然的なものではなく、純粋に政治的な理由から生まれた点にある

2、平和時に政府が借金を増やす理由は、主に国内の政治的失敗、つまり富に対する課税を怠ったことに起因する

3、日本の場合も、今日の財政赤字と国家債務は、最も裕福な階級に対する課税を怠ったことが原因となっている。

4、現在の財政政策の悲劇は、生産的な産業投資よりも、非生産的で寄生的な富の方が簡単に税金逃れができる点にある。

5、日本の大蔵官僚が新しい税制哲学を異口同音に支持しているという現実は、戦後形成された金融、不動産分野がいかに政治的に攻勢に転じてきたか端的に表している。

6、バブル以降の日本は、金融および不動産分野で膨張する富に対する課税を躊躇してきた。このことは、日本を含む世界の国々が歴史的に税制の基盤を地租に置いてきたという事実とは極めて対照的である。

7、そして不労所得者階級が強力になればなる程、政治家をうまく操って自分達の税金を削減させようとする。その結果、財政赤字と国家債務が増加するのである。

8、最も裕福な不労所得者層が税金を逃れようとした結果、日本にほぼ慢性的な財政危機が生まれた。さらに、他の諸国の場合と同様に、既存の負債に対する金利も公的債務を増加させている。過去の負債に対する利払いが負担となって、結局毎年、財政赤字を生むことになる

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「日本はなぜ負債大国になったか」 
http://sun.ap.teacup.com/souun/126.html

平和時に政府が借金を増やす理由は、富に対する課税を怠ったことに起因する。

現在の財政政策の悲劇は、生産的な産業投資よりも、非生産的で寄生的な富の方が簡単に税金逃れができる点にある。

過剰の富や、不労所得者の所得へ課税する代わりに、必需品や生産的な直接投資、労働者階級への課税を増加すれば、産業の発展や繁栄は抑制されてしまう。

税制の改正は、金融および不動産投資家に、寄生的かつ投機的な収益を求めることを奨励する。
この新しい財政哲学は、世界競争に向けた生産性や生産高拡大のための再投資に必要な収益を産業界から奪いかねない。

国民はこの「新しい」税制政策がいかに深刻な影響を与えるか理解していない。

日本はなぜ借金大国になったか マイケル・ハドソン氏の転載です。
http://sun.ap.teacup.com/souun/126.html

1965年から30年の間に、日本は国家債務ゼロから世界最大の負債国へと転落した。日本の負債が他の国に見られない特性を持つのは、それが必然的なものではなく、純粋に政治的な理由から生まれた点にある。


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03月07日(日)
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