ID:22831
『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■北朝鮮再核実験:中国の対応が焦点

1、社説:北朝鮮の核実験―米中の連携で暴走止めよ
                     2009年5月26日  朝日
2、社説:北朝鮮が再核実験 安保理は断固たる対応を
                     毎日新聞 2009年5月26日 
3、社説 北の核実験に安保理は厳しい制裁科せ(5/26)
                      2009年5月26日  日経
4、【主張】北朝鮮の核再実験 断固たる制裁発動せよ 
                     2009.5.26 03:58 産経

 北朝鮮の再核実験は日本の安全の重要なテーマであるので社説を引用しておきたい。25日に書いたように北朝鮮の経済は中国の援助によって成り立っているのである。社説2の一部を引用したい。

「北朝鮮はますます中国への経済的依存度を高めている。食糧、エネルギー面で、中国の助けなしには生存できない国と言える」北朝鮮に影響力があるのは中国だけなのである。北朝鮮は中国の小さな省のように思える。中国がこの問題に対してどう対応するのかが一切の焦点である。中国は北朝鮮に対して、食糧、エネルギーの援助の数量を公表すべきである。今回の核実験で国際的な疑問が中国に向けられる可能性があると思う。

(お断り:日々の映像は短文、ワンポイントの視点の記述となっています)
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1、社説:北朝鮮の核実験―米中の連携で暴走止めよ
                     2009年5月26日  朝日
 北朝鮮が「地下核実験を成功裏に実施した」と発表した。それによる地震波を各国が探知した。爆発の本当の規模などはっきりしない点は多いが、06年10月の実験に対する国連安保理の決議を無視し挑戦する行動だ。
 日本の安全保障にとってはもちろんのこと、世界の安全保障や平和にとってもゆゆしき事態である。
 日本政府などの要請で安保理は緊急会合を開き、対応を話し合う。国連をはじめ核の拡散防止を課題とする国際機関の存在意義が問われている。
■繰り返された暴挙
 それにしても、「またか」という思いが募る。
 前回の実験があった2年半前からのことを思い起こしたい。弾道ミサイルの発射実験をしたり核実験をしたりして、危機的な状況をつくり上げる。国際社会を脅し、譲歩を迫る。北朝鮮の体制護持を最優先にした無法なやり方はまったく変わらない。
 核実験に直面した当時のブッシュ米政権は対話路線に大きくカジを切り、北朝鮮に核を放棄させようと、あの手この手で取引してきた。そんな米国の足元を見たこの再核実験だ。これまで北朝鮮を核放棄に向かわせる重要な装置と期待されてきた6者協議への懐疑論も強まるだろう。
 だが、いかに脅威であるからといって、軍事力で解決を目指すことが現実的でないことは米国や中国、日本をはじめ関係国が共有している認識だ。であれば、国際社会は忍耐強く知恵を絞り、北朝鮮の基本的な政策転換を生み出すための努力を外交的手段で続けなければならない。
 この時期に再び核実験に踏み切った北朝鮮の狙いは何なのだろうか。
 一つは、本格的な核武装国家としての存在感を高めるために核技術を向上させ、誇示したいということだろう。朝鮮戦争を最終的に終わらせ、米国との関係正常化を目指すためにも、「核」をめぐる交渉に米国を引き出すことが北朝鮮の年来の狙いだ。
■不拡散へ重大な挑戦
 オバマ米政権が誕生して4カ月になるのに、北朝鮮からすればクリントン国務長官をはじめ政権の中枢からは北朝鮮との交渉を実際に動かしたいという熱意が感じ取れない。核をめぐってはロシアとの交渉やイラン問題、地域紛争では中東やアフガニスタンに精力を振り向けている。そんな焦りが北朝鮮の指導部にあるのかもしれない。
 ここにきて矢継ぎ早に危機カードを繰り出す動きには、北朝鮮の政権内の事情が絡んでいるとも見られる。
 金正日総書記は健康不安を抱え、「金王朝」の将来は楽観できない。権力継承に備えて強硬路線で国内の体制を引き締め、同時に米国との取引を急ぐ。そんな思惑があるとの分析だ。

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05月27日(水)
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