ID:22831
『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■臭いものに蓋をする
報道
1、日本の失業者「給付なし」77%ILO調査
                      2009年3月25日  日経
2、失業手当:不受給77%…日本は先進国中最悪の水準
                     毎日新聞 2009年3月25日
3、社説:雇用・失業対策 「非正規」守る新たな安全網を
                     毎日新聞 2009年3月1日 

 3年ほど前記録である。あるブログによるとうつ病などの精神疾患で国から手当てを受けている人が、100万人からこの10年で50万人増えたという記録があった。しかし、厚生省の公式の発表データに接したことはない。芳しくない情報は公表されない傾向にあるのだ。日本の伝統的な「臭いものに蓋をする」という習性であろう。

 国際労働機関(ILO)は24日、日本の失業者のうち失業給付を受け取れない人が全体の77%の210万人に上っているという調査結果を発表している。こんな身近な国内情報が厚生労働省からの発表でなく、国際労働機関(ILO)というから情けない。

 失業給付を受け取れない人が全体の77%もいるなどは「芳しくない情報」(臭いもの)なので蓋をしていた。ILOは、まず人員削減対象となる短期の非正規労働者が雇用保険に入りにくいことが原因と指摘している。この程度のことで、国際的な批判報道を受けることも情けない。

失業手当を受給できない失業者の割合
日本       77%  先進国中最悪の水準
カナダ      57%
米国       57%
英国       40%
フランス     18%、
ドイツ      13%

 日本は受給できない人の割合が際立って多い。雇用・失業のセーフティーネットは相変わらず正社員中心のままになっており、最近の急激な非正規労働者の解雇に対応できずに問題を深刻化させている。3人に1人が非正規労働者という時代に対応した新たな仕組みを早急に決める必要がある。


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1、日本の失業者「給付なし」77%ILO調査
                      2009年3月25日  日経
 国際労働機関(ILO)は24日、日本の失業者のうち失業給付を受け取れない人が全体の77%の210万人に上っているという調査結果を発表した。非受給者の比率は中国(84%)などの新興国並みで、ドイツ(13%)など欧州諸国と比べて突出している。ILOは、まず人員削減対象となる短期の非正規労働者が雇用保険に入りにくいことが原因と指摘している。
 調査は金融危機の影響を分析するためにまとめた特別報告の一環として実施。比率はILOが各国政府の公表資料を基に算出した。日本や米国、カナダ、ドイツなどは昨年12月時点の数値。
 ILOは20カ国・地域(G20)が4月2日にロンドンで開く緊急首脳会合(金融サミット)に参加し、日本などに雇用保険制度の拡充を求める方針だ。ソマビア事務局長は24日の記者会見で「各国は雇用対策にも資金を投入すべきだ」と訴えた。(13:03)

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2、失業手当:不受給77%…日本は先進国中最悪の水準
 毎日新聞 2009年3月25日
【ジュネーブ澤田克己】国際労働機関(ILO)は24日、経済危機が雇用に与えた影響についての調査報告書を発表し、失業手当を受給できない失業者の割合が日本は77%で、先進国中最悪の水準にあると指摘した。2番目に悪い水準のカナダと米国(同率の57%)を大きく上回っているとしている。
 他の先進国は、英国40%、フランス18%、ドイツ13%で、日本は受給できない人の割合が際立って多い。
 日本の場合、失業手当受給に必要な保険料納付期間(1年)の制約のために受給できていない非正規雇用労働者が多いことなどが反映したとみられる。
 報告書は特に、日米カナダの3国を列挙して「受給要件が(他国より)厳しいため、手当を受け取っていない失業者が半数を超えている」と指摘した。

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03月27日(金)
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