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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■生活文化の基礎中の基礎が崩壊しつつある
報道と資料
1、社説:高齢者施設火災―福祉行政と防災の貧しさ
2009年3月22日 朝日新聞
2、老人施設火災 背景にある高齢者施策の貧困
2009年3月22日 読売新聞
3、社説:群馬施設火災 お年寄りの安全対策再考を
毎日新聞 2009年3月21日
4、社説2 「高齢者施設」火災悲劇の教訓(3/22)
2009年3月22日 日経
5、老人施設で焼死 受け皿の貧しさが招いた
2009年3月22日 新潟日報
6、防火の根本的な対策を立てる必要がある。
2009年03月20日 高齢者情報から
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=40897290&comm_id=698599
各社の社説の一節を引用するだけでこの問題の概要が分かる。
・亡くなったお年寄りたちは、さぞかし無念だったろう。
朝日新聞
・超高齢社会の行く末を案じさせるような、痛ましい出来事だ。
読売新聞
・またしても痛ましい火災となった。遺体で見つかった7人の入所者は逃げ遅れて炎に包まれたものとみられている。 毎日新聞
・この施設は高齢者施設と称しているが、介護保険法に基づく施設ではなく、介護サービスを提供するのに必要な届けを県当局に出していなかった。
日 経
・高齢者向け住宅「静養ホームたまゆら」で火災が発生し、入居者十人の命が奪われた。 新潟日報
1780人余りの登録があるコミュニティ「高齢者情報」は以前「高齢者福祉情報」であった。ページで紹介するような福祉情報が少なく「高齢者福祉情報」を「高齢者情報」に改定させてもらった経過がある。「高齢者情報」は文字の通り高齢者に関する情報の発信にウエートを置いている。自立した高齢者が多くなるような啓蒙活動が出来ればと思っている。
今 回の事故は福祉行政の貧しさの象徴と思う。無届けの老人施設は全国で350ヵ所を超すという。ともかく、行き場のない高齢者がどれだけいるのか・・やるせない日本の社会の縮図であるが、行政はこの実態を正しく把握する責任があると思う。
以前海外生活が長かった人から次のような書き込みがあった。
「日本人ほど高齢者(親を)を粗末に扱う民族はいない」と。今回の問題で行政を批判しても意味がないと思う。根本的な問題は「親の面倒を見る意思のない」子供たちの増加である。生活文化の基礎中の基礎が崩壊しつつあることが一つの恐怖といえる。
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1、社説:高齢者施設火災―福祉行政と防災の貧しさ
2009年3月22日 朝日新聞
亡くなったお年寄りたちは、さぞかし無念だったろう。
群馬県渋川市の高齢者向け住宅「静養ホームたまゆら」で起きた火災は、10人の命を奪う惨事となった。
建て増しを重ねたこの施設は、複雑なつくりになっていた。法令上の設置義務はないが、スプリンクラーや自動火災報知機もなかった。出火当時、施設にいた職員は1人だけだった。これでは、体の不自由なお年寄り全員を避難させるのは難しかったろう。
悲劇で浮き彫りになったのは、いくつもの不備がからんだ施設のありようである。経営者には命を預かっている自覚が十分あったのか。警察や消防には、火災の原因となぜ被害が拡大したかを徹底的に究明してもらいたい。
今回の火災でさらに驚くのは、入居していたうち15人が東京都墨田区から生活保護を受給していたことだ。
東京など都市部では低所得者向けの高齢者施設は空きがない。そのお年寄りの受け皿に、こうした地方の施設が使われてきたのが実情のようだ。
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03月23日(月)
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