ID:22831
『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■ 政府・与党:漁業者支援 燃料高騰分、90%直接補てん
原油高の影響を受けているのは、全産業なのである。原価に占める燃料コストの割合は、漁業者よりも輸送業界ではないかと思う。国が原油高など市況変動に伴うコスト高に支援を講じるのは異例ではないかと思う。この政策に対して、反対する論調はない。選挙を意識してか、与野党からの要求も強まったための決定となったようだ。このような政策だけ与野党意見の一致するのは問題であると思う。
燃料補てんの骨子は、@の通り省エネに取り組む漁業者に対し、漁船用などの燃料価格の上昇分について、国が実質的に直接補てんすることが柱。燃料高騰に苦しむ他の業界から対策を求める声が強まる可能性もある。
【支援策のポイント】
@燃料消費量を1割以上削減する5人以上の漁業者グループを対象に、省エネ効果を燃料費の上昇が上回った場合、その9割を国が補てん。
A事業の総額は745億円。うち、燃料費補てん事業は80億円。
B省エネ機器導入で、1回限りだった貸し付け回数の制限を撤廃。融資枠も58億円から108億円に。
C省エネを実行する漁業者向けに、新たに無利子融資制度(融資枠150億円)を創設。償還期間も3年から5年に延長。
D国が費用を負担し、漁業者側の自己負担なしで減船を可能にする。
政府・与党:漁業者支援745億円 燃料高騰分、90%直接補てん
毎日新聞 2008年7月29日 東京朝刊
漁業者向け原油高対策、燃料高騰分9割補助 省エネ実施条件に
2008年7月29日 日経
増加燃料費9割補てん 水産庁 漁業者支援で緊急対策
2008年7月29日中日新聞 朝刊
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政府・与党:漁業者支援745億円 燃料高騰分、90%直接補てん
毎日新聞 2008年7月29日 東京朝刊
政府・与党は28日、原油高による燃料価格高騰に苦しむ漁業者に対して、総事業費745億円の支援策を発表した。省エネに取り組む漁業者に対し、漁船用などの燃料価格の上昇分について、国が実質的に直接補てんすることが柱。燃料高騰に苦しむ他の業界から対策を求める声が強まる可能性もある。
燃料費の補てんは、5人以上の漁業者のグループが、省エネ機器の導入などで燃料使用量を10%以上削減する場合に行う。昨年12月の燃料価格を基準に、価格上昇分の最大90%を国が補てんする。予算額は80億円で、07年度の補正予算で設けた燃油対策基金や08年度当初の関連予算から捻出(ねんしゅつ)する。すべての漁業者が対象で、期間は原則1年。最大2年まで延長できるとしている。「足りなくなれば補正予算の策定を求めていく」(自民党水産幹部)としている。
また燃料代高騰の影響や魚の資源回復のため、漁を休んだり減船したりしている漁業者を支援するために65億円を用意。省エネ機器の導入のため、国や都道府県を通じた無利子の融資枠200億円も設けた。漁協と小売業者などが、魚の直接取引により流通コストを削減するための国の助成支援を強化し、水産物の買い取り額を400億円に拡充する。
全国漁業協同組合連合会(全漁連)によると、漁船用A重油の価格は5年間で約3倍に高騰。操業コストに占める燃料代の割合は3割を超えるなど、漁業経営を直撃している。今月15日には全国で約20万隻が参加して一斉休漁を実施したほか、遠洋マグロ業界は8月1日から2年間かけて、1隻あたり2〜3カ月の休漁に入る。
政府内では、直接補てんには慎重な声も多かった。しかし、与野党からの要求も強まったため、漁業の省エネ推進の支援などの対策を抱き合わせることで、実質的な直接補てんを認めた。【工藤昭久】
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漁業者向け原油高対策、燃料高騰分9割補助 省エネ実施条件に
2008年7月29日 日経
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