ID:22831
『日々の映像』
by 石田ふたみ
[257936hit]

■ 「食料争奪戦」とり残される1日100円以下の貧困層
「食料争奪戦」とり残される1日100円以下の貧困層

 治安が悪くなる最大の原因は食糧不足である。小麦やトウモロコシといった穀物の値段が世界的に急騰し、買えない大衆が出てくるから深刻である。世界各地で10億人が1日1ドル(約105円)以下で生活しているという。食品価格の急騰はこうした貧困層を直撃している。

穀物価格の急騰を受け、パンやコメなど主食を買えなくなった市民らの抗議デモや暴動が世界各地に広がっている。食糧はあるのに買えない人々の増加について国連は「新たな飢餓の顔」(潘基文事務総長)が出現しつつあると指摘。事態を放置すれば、世界の安全保障にも影響を及ぼしかねないと警鐘を鳴らす。

 中南米カリブ海地域の最貧国ハイチでは4月初旬、食料品の高騰に腹を立てた市民らによる暴動が南部で発生。首都ポルトープランスにも飛び火し、暴動は10日間以上も続いた。国連ハイチ安定化派遣団の警察官を含む7人が死亡し、上院は12日、事態を収拾できなかったとして首相を解任する事態になっている。

 問題の本質を理解する参考として大前研一さんのリポートの一部を引用します。
「例えば中級程度のタイ米の価格は今年の初めに1トンあたり400USドルだった数値が、795 USドルまで上昇してきています。つまり、4%の不足分に対して、価格は約90%程度跳ね上がっているわけです。この事態を引き起こしているのは、食料が不足するのではないかという「心理的な不安」です。原油価格が上昇し、食物がバイオエタノールとして利用され、食糧が不足すると連想され、食物価格が上昇しています。」

 
食糧高騰の混乱、世界に拡大=1日100円以下の貧困層直撃
                      2008/04/26産経新聞
始まった「食糧争奪戦」 穀物価格急騰 途上国ではデモ頻発
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200804260036a.nwc
コメ不足のフィリピン、損失1000億円強
http://www.business-i.jp/news/china-page/news/200804260033a.nwc
食料高騰からパニックに
              大前研一


------------------------------------------------------
食糧高騰の混乱、世界に拡大=1日100円以下の貧困層直撃
               2008/04/26産経新聞
小麦やトウモロコシといった穀物の値段が世界的に急騰し、それに伴いパンや乳製品、食用油といった食品の値上がりが激しくなっている。世界各地で10億人が1日1ドル(約100円)以下で生活しており、食品価格の急騰はまず各地でこうした貧困層を直撃している。
 
アフリカでは昨年11月、モーリタニア全土で暴動が発生。今年に入ってからもモザンビークやカメルーン、コートジボワール、セネガルなど各国で同様の暴動が起きており、瞬く間に大陸の東西南北に拡散した。
 やはり大規模な暴動が起きた中米ハイチでは今月、国連平和維持活動(PKO)のナイジェリア人警官が食糧を狙った暴徒に襲われ、車から引きずり出されて虐殺された。アレクシス首相が解任に追い込まれる事態に発展した。いずれ追い詰められた人々がボートピープルとなって大挙襲来すると、米国は警戒を強めている。
 混乱の拡大を受け、7月の北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)でも食糧価格急騰問題が緊急に話し合われることになった。国連はこれに先立つ6月に各国首脳を集めた「食糧サミット」を開催できないか動きだした。潘基文事務総長は25日、ウィーンで記者会見し、「まさに地球規模の危機であり、早急な行動が必要だ」と各国に迅速な対応と協力を求めた。

始まった「食糧争奪戦」 穀物価格急騰 途上国ではデモ頻発
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200804260036a.nwc

コメ不足のフィリピン、損失1000億円強
http://www.business-i.jp/news/china-page/news/200804260033a.nwc

 ブルームバーグは25日、コメの緊急輸入を続けているフィリピンの食糧庁が431億ペソ(1000億円強)の損失を計上し、同国が今年度目標としていた単年度での財政収支均衡達成が厳しくなったと報じた。


[5]続きを読む

05月01日(木)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る