ID:22831
『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■ 食糧高騰―市場の暴走
富が仕掛け人に吸い寄せられて行く。食糧高騰__市場の暴走の仕掛け人がいるのだろう。金融(株式・債券)、通貨、商品まで先物取引があるのだ。商品について言えば、エネルギー、貴金属、農産物(トウモロコシ・大豆・小麦ほか)に至るまで先物取引がある。イギリスにADPという先物取引で利益を出し続けているファンドは、20年連続して20%以上の利益を上げている。素人が表現すれば、先物の投資で利益を上げている。投資資金は農産物・石油に流れ込むところに、小麦、大豆、トウモロコシなどの値段が暴騰している原因のように思う。
世界一、二のコメ輸出国であるタイやベトナムが相次いで輸出を規制している。カンボジアでは自国のコメが高値で外国に買い占められてしまい、国内に回らなくなったという。世界33か国で高騰する食料価格に対する暴動が発生しており、コメの輸入大国であるフィリピンでも、政府が対応を謝れば暴動が発生する可能性があるのだ。マルクス・エンゲルスの「共産党宣言」流で言えば、「地球上を妖怪が歩き回っている。食糧不足という妖怪だ」(朝日社説)になるという。ともかく、小麦、大豆、トウモロコシの価額が平均で 2倍になるという市場の暴走が続いている。自由経済という名の「弱肉強食」の争いだ。
世界平和のために生命を削り続けたガンジーのお墓には、次のような碑文が刻まれているという。現代の狂った資本主義をもしガンジーが生きていたらどう表現するだろう。食糧高騰_市場の暴走はまさに「労働なき富 」「道徳なき商業」に該当する。
『7つの社会的罪』
理念なき政治
労働なき富
良心なき快楽
人格なき学識
道徳なき商業
人間性なき科学
献身なき信仰
食糧高騰―市場の暴走が飢餓を生む
2008年4月14日 朝日新聞社説
食糧高騰 『外から買う』が危うい
2008年4月16日東京新聞社説
フィリピンで深刻化するコメ騒動
国連(UN)高官の説明
参考
物価上昇が加速する気配
http://www.enpitu.ne.jp/usr2/bin/day?id=22831&pg=20080406
世界の穀物価額の狂乱
http://www.enpitu.ne.jp/usr2/bin/day?id=22831&pg=20080327
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食糧高騰―市場の暴走が飢餓を生む
2008年4月14日 朝日新聞社説
地球上を妖怪が歩き回っている。食糧不足という妖怪だ――マルクス・エンゲルスの「共産党宣言」流で言えば、こうなるだろう。
世界中でコメや小麦、大豆、トウモロコシなどの値段が暴騰している。香港ではコメが売り切れ、カイロでは政府支給による格安のパンを求めて長蛇の列が続いている。
世界一、二のコメ輸出国であるタイやベトナムが相次いで輸出を規制した。カンボジアでは自国のコメが高値で外国に買い占められてしまい、国内に回らなくなった。
国連の世界食糧計画(WFP)によると、援助用食糧の価格は昨年6月から55%も上がった。必要な量を賄うことができなくなり、各国に資金の追加拠出をアピールした。ところが、この1カ月でさらに2割も上がってしまったという。「まるでツナミのような緊急事態だ」と、訪日したパウエル事務局次長は述べた。
なぜ、いま、食糧不足なのか。
確かに、オーストラリアの干ばつなど、主要農業国の不作が重なった。中国やインドといった人口大国で食生活が変わり、肉の消費と飼料の需要が急増したこともある。トウモロコシなどの穀物を、ガソリン代わりのバイオ燃料に転用し始めた影響も大きい。
だが、今回の事態を招いた要因として何より注目されるのは、投機資金が食糧市場に流れ込んでいることだ。米国の金融不安を機に金融・株式市場から引き揚げられた資金が穀物などに向かう。価格が上がり、それがまた投機資金を呼び込むという悪循環である。
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04月18日(金)
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