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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■ 中国製餃子の解決遠のく(解決は絶望か)
2月11日時点の情報で、土日祝日で問題のギョーザの製造日に出勤していた従業員を中心に捜査していると追う報道があったので「ギョーザ事件の犯人逮捕近い」と題して書いた。この希望的見通しが完全に裏切られた。むしろ国内世論と中国世論とに深刻な衝突に発展する気配である。このように感ずる2~3に事例を挙げよう。
1、中国メディアによる中国製冷凍ギョーザ中毒事件の報道が増えている。新聞各紙も「中国側に問題はなかった」とする記事を連日掲載している。発生当初は沈黙していたが、安全性を強調したい中国当局の意向を受けているとみられる。結論は「“問題ギョーザ”は中国と無関係」としている。
2、中国製冷凍ギョーザ中毒事件で製造元の天洋食品は15日、河北省輸出入検査検疫局、農業庁と合同で記者会見した。さらに工場内を内外のメディアに公開し、何ら問題がないことをアピールしている。 ポイントは河北省輸出入検査検疫局、農業庁すなわち官僚と一緒に記者会見しているのである。そして「問題ギョーザ”は中国と無関係」と押し切る方針を固めたようだ。
3、天洋食品の底夢路社長は、生産過程に有機リン系農薬成分のメタミドホスが混入した可能性がないとの見解を強調。「我々は今回の事件で最大の被害者だ」と述べ、今後賠償請求も検討することを明らかにしている。 誰に損害賠償をするというのだ。日本の輸入業者なのか。このような思考であれば、輸入業者の中国のギョーザは輸入できないであろう。
上記1〜3を中国指導部が了解しているとすれば、周恩来時代以降4世代目の指導部は小粒になったといわざるを得ない。
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中国メディア、ギョーザ「安全」報道過熱 当局の意向か
2008年02月17日08時00分
中国メディアによる中国製冷凍ギョーザ中毒事件の報道が増えている。16日の国営中央テレビは15日に製造元の天洋食品工場内を内外メディアに公開したことを放送し、新聞各紙も「中国側に問題はなかった」とする記事を連日掲載している。発生当初は沈黙していたが、安全性を強調したい中国当局の意向を受けているとみられる。
「これほど面倒な消毒や所持品検査をやっているのだから、何者かが異物を持ち込むことはできるはずがない」。純白の作業服とマスクを着けた中央テレビの記者は16日のニュースで、公開された作業場の管理の厳しさを伝えた。
16日付の新聞各紙も、徳島県知事がギョーザの袋から検出された有機リン系農薬成分「ジクロルボス」が店内で使われた殺虫剤だった、と14日に発表したことを一斉に報道。北京青年報や晨報などは1面に「“問題ギョーザ”は中国と無関係」という見出しで掲載した。
14日付の各紙は、日本生活協同組合連合会が中国の調査団に提供したギョーザ10袋から農薬成分が検出されなかったという国家品質監督検査検疫総局の調査結果を紹介した。同総局が13日の会見で、中国側での農薬成分の混入の可能性を強く否定してから報道量が急増しており、各記事には「ギョーザ事件は食品の安全問題でなく、個別の事件」とする同総局の見解が紹介されている。
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<中国製ギョーザ>メタミドホスに不純物 農薬と科警研断定
2008年2月16日毎日新聞
中国製冷凍ギョーザによる中毒事件で、千葉、兵庫両県で被害の出たギョーザから検出された有機リン系殺虫剤「メタミドホス」について警察庁科学警察研究所が詳しい成分分析を行ったところ、不純物が含まれていることなどの特徴から、混入していたのは農薬として使用されるメタミドホスと断定した。中国でも使用は禁止されているが、現在も農薬として広範に流通していることから、中国国内で混入された疑いがさらに強まった。
メタミドホスは日本では試薬として研究機関などに保管されているが、純度は99%以上と極めて高い。一方、農薬として使われるメタミドホスは通常不純物が含まれているため、検出されたメタミドホスは農薬として使われるものであることが分かった。
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02月18日(月)
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