ID:22831
『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■ 経済3団体トップの年頭所感
 経団連の御手洗冨士夫会長は「日本経済の次なる『躍動の10年』に向けたスタートを切る年にしたい」との抱負を語った。御手洗冨士夫会長は、05年の1人当たり国民所得が経済協力開発機構(OECD)加盟国(30か国)中で13位と、00年の2位から大きく後退したことを指摘したうえで、「10年以内に世界最高の所得水準を実現する」との目標に向けて「あらゆる政策手段を結集すべき」と呼び掛けている。

 何しろ9年連続で国民所得が減少しているのだから、06年度は経済協力開発機構(OECD)加盟国(30か国)中で16位と更に後退している。
 
 同友会の桜井正光代表幹事は「このまま政治が停滞し、改革が後退すれば、国際社会で日本の存在感や魅力が失われる」との懸念を示している。今年度の最大のテーマは、衆参ねじれによる政治の停滞・混迷だろう。

 結びに2007年12月30日の日経の社説の一文を引用したい。
「急速な少子高齢化と激しい国際競争の中で、国家・社会と国民生活の安定を維持するのは容易なことではない。政治家、企業経営者はもちろん、国民1人ひとりがよほど真剣な努力を傾けないと、社会の安定と信頼感を取り戻すことは期し難い。」

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経済3団体トップが年頭所感、所得水準後退など課題多く
(2008年1月1日10時53分 読売新聞)
 日本経団連、日本商工会議所、経済同友会の経済3団体は1日、2008年の年頭所感を発表した。
 経団連の御手洗冨士夫会長は「日本経済の次なる『躍動の10年』に向けたスタートを切る年にしたい」との抱負を示した。
 05年の1人当たり国民所得が経済協力開発機構(OECD)加盟国(30か国)中で13位と、00年の2位から大きく後退したことを指摘したうえで、「10年以内に世界最高の所得水準を実現する」との目標に向けて「あらゆる政策手段を結集すべき」と呼び掛けた。
 日商の岡村正会頭は「日本経済が早期にデフレから脱却するには、中小企業全体の底上げを図ることが重要だ」と訴えた。
 同友会の桜井正光代表幹事は「このまま政治が停滞し、改革が後退すれば、国際社会で日本の存在感や魅力が失われる」との懸念を示し、福田首相に構造改革の推進でリーダーシップを発揮するよう強く求めた。

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社説 政治の安定と社会の信頼感を取り戻せ(12/30日経)
 波乱の多かった2007年が暮れようとしている。日本の政治は「ねじれ国会」で停滞と混迷を余儀なくされ、持続的成長をめざす改革努力は緩みがちになった。年金の記録漏れ問題は有権者の政府不信と年金不安を増幅させた。食品などの偽装表示問題が相次ぎ、社会の規律と信頼感も揺らいでいる。

 急速な少子高齢化と激しい国際競争の中で、国家・社会と国民生活の安定を維持するのは容易なことではない。政治家、企業経営者はもちろん、国民1人ひとりがよほど真剣な努力を傾けないと、社会の安定と信頼感を取り戻すことは期し難い。

ねじれ・偽装・年金不振

 今年春、誰が納めたのかが特定できない年金記録が5000万件に達することが明らかになった。厚労省・社会保険庁の無責任さはあきれるばかりだ。国民の間に将来の年金に対する不安が根強くあったが、大規模な年金記録漏れの発覚で国民の行政不信と年金不安は頂点に達し、安倍晋三内閣の支持率は急落した。

 安倍政権の支持率急落に追い打ちをかけたのが「政治とカネ」の問題である。資金管理団体の事務所費問題で国会の追及を受けた松岡利勝農相が5月に自殺し、衝撃が走った。その後農相に就任した赤城徳彦、遠藤武彦両氏も辞任に追い込まれ、政治不信が一段と高まった。

 今年は食品の「偽装」問題が世間を騒がせた。消費期限の過ぎた牛乳を使ったシュークリームを出荷した不二家、牛肉ミンチに豚肉などを混入していたミートホープ、チョコレート菓子「白い恋人」の賞味期限を改ざんした石屋製菓、和菓子の製造年月日を偽装表示した「赤福」、老舗の船場吉兆まで菓子や総菜の消費期限や産地表示を偽装していた。


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01月05日(土)
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