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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■ノーベル平和賞、ゴア氏受賞
「温暖化防止のチャンピオン」。そう呼ばれるゴア氏が2007年のノーベル平和賞を貰うことは自然環境団体にとってはこれ以上の朗報は無い。ゴア氏の長年の取り組みが、温暖化をめぐる米国の政治状況を大きく変えたのである。
ゴア氏は、地球温暖化の深刻さを訴えた映画「不都合な真実」(06年)にも出演し、話題を集めた。ノーベル賞委員会ゴア氏について、「個人としては、(温暖化)対策への理解を広めることに最も貢献した人物」と評価している。
多少の異論を含めて以下の報道を収録しておきたい。
・ノーベル賞委員長、ゴア氏受賞は「論争覚悟の選考」 読売新聞
・ノーベル平和賞、ゴア前米副大統領らに 読売新聞
・ゴア氏映画に科学的間違い 共同通信
・ゴア氏 米大統領姿勢転換の原動力に ワシントン=渡辺浩生
・環境、安全保障と密接に関連 ノーベル平和賞に新潮流 産経新聞
ノーベル賞委員長、ゴア氏受賞は「論争覚悟の選考」
【オスロ=本間圭一】ノルウェーのノーベル賞委員会のオラ・ミュース委員長は12日、当地で本紙と単独会見し、2007年のノーベル平和賞で、国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)と、アル・ゴア前米副大統領を選出した点に触れ、「授賞が議論を呼ぶことは事前に分かっていた」と述べ、受賞者の適否などを巡る論争覚悟の決断だった背景を明らかにした。
ゴア氏については、気候変動に関するデータが不正確で、地球温暖化の不安を過度にあおっていると一部で批判されているほか、安全保障に対する温暖化の影響を限定的にとらえる学者もいる。だが、委員長は「我々は今年、地球温暖化が世界平和に最も重要なテーマであると認識したのだ」と語った。
委員長によると、今年は平和賞候補として約180の個人・団体が推薦されたが、委員5人による最終選考の段階では、「ゴア氏への授賞は全会一致で、反対意見はなかった」と述べ、決断の正当性を強調した。
(2007年10月13日3時1分 読売新聞)
ノーベル平和賞、ゴア前米副大統領らに
映画「不都合な真実」のPRで、都内であいさつするゴア前副大統領(今年1月)=ロイター
【オスロ=本間圭一】ノルウェーのノーベル賞委員会は12日、2007年のノーベル平和賞をアル・ゴア前米副大統領(59)と、各国の科学者らで構成する国連組織の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」に授与すると発表した。
「人類が引き起こした気候変動に関する知識の普及に尽力した」ことが授賞理由で、環境関連では04年のケニアの女性環境活動家ワンガリ・マータイさんに次ぐ授賞。同委として、地球温暖化が世界の安全保障に与える影響を強く指摘、人類に緊急の対策を呼びかけた形だ。
賞金は1000万スウェーデン・クローナ(約1億8300万円)で、授賞式は12月10日にオスロ市庁舎で行われる。
同委は発表にあたり、気候変動について、「人類の住環境に脅威をもたらし、大量の移動と資源に対する競争をもたらす恐れがある」と強調。その上で、「気候変動が人類の手に負えなくなる前に、いま、行動を起こすことが急務だ」と訴えた。
ゴア氏は米ワシントンで生まれ、父親は元米上院議員。ハーバード大を卒業後、下院議員や上院議員などを経て、1993年に民主党のクリントン米政権下で副大統領に就任した。70年代から環境問題に関心を持ち、著書「地球の掟」(92年)などを執筆。最近では、世界中で講演活動を行うほか、地球温暖化の深刻さを訴えた映画「不都合な真実」(06年)にも出演し、話題を集めた。同委はゴア氏について、「個人としては、(温暖化)対策への理解を広めることに最も貢献した人物」と評価した。
IPCCは、国連環境計画と世界気象機関が88年に設立。世界中の科学者が集まり、温暖化の問題点を整理し、最新の見解をまとめてきた。97年には、温室効果ガス削減を定めた京都議定書の採択に貢献したほか、今年5月に採択した第4次評価報告書などで、温暖化の進行と、海面の上昇などその影響を指摘、対策を訴えた。同委員会は今回、IPCCが「人間の活動と地球温暖化の関連を広く伝えた」と指摘した。
(2007年10月12日22時46分 読売新聞)
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