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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■偽証・虚偽・偽物
 偽という文字は、3つの読み方がある。先ず、イツワル・次はギとニセと読む。この偽の文字が社会の中心のような顔をして堂々と闊歩している。少々事例を拾ってみよう。

 鈴木宗男氏が議院証言法違反の容疑、すなわち偽証で告発されることになった。議員証言法は厳しい法律だ。偽証の陳述を行なうと、3ヵ月以上、10年以下の懲役に処すると規定している。鈴木宗雄氏の偽証の代償は余りにも重い。昨日までは自民党、外務省の実力者、今日は被告人、このようなことが起こること自体が政治不信の核だ。

 東京電力の炉内隔壁などの虚偽の報告の顛末はどうなっていくのだろう。一連の記事に目を通して、初めて知ったことがある。それは、一切のトラブルの報告は当然であるが修理するにも認可申請を行い認可を得ないと工事出来ないようになっている。総べての判断を国(経済産業省原子力安全保安院)が行なう事になっている。ひょっとすると、緊急事態も国の指示を仰ぐ必要があるのかも知れない。東京電力のような巨大企業が主体的に何も決定出来ない・・これがむしろ恐怖に映る。

 その昔、大蔵省銀行局が全国の銀行をがんじがらめに管理していた。その顛末がどうであったかは、ここで記述するまでもない。そもそもアメリカの技術者が告発してから、この事件が表面に現れるに2年もかかっていること自体が、国民に対する偽りだ。

 イオン・ヨーカ堂が販売して来た英国の高級ブランド「バーバリー」婦人用マフラーが偽物であったようだ。イオンは「婦人用マフラーが偽物だった疑いがある」としているが、ハッキリと「偽物だった」と言ったほうがスッキリする。偽物の疑いがあると表現することは偽称になるように思う。

 この偽物のマフラーはいったいどこから来たのだろう。このことで、一読しても意味が分からない記事が出ていた。「イオンなどに商品(このマフラー)を納入していた卸業者「マツモト」(名古屋市)がこの問題で仕入れ先の大阪の業者から再三にわたり『表沙汰にする』などと金銭を要求されていた」(9月8日 毎日)という。何がなんだか分けが分からぬのが偽りの本質のようだ。

09月09日(月)
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