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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■国債の格下げ、日本の信用新興国並み?
米格付け会社ムーディーズは、上から4番目のAa3から2段階格下げし「A2」にすると発表した。この格付けのレベルは、南アフリカ、ポーランドなどと同格となる。ムーディーズの格下げの理由の一部を引用しよう。「日本政府の経済政策では、国内債務状況の持続的な悪化に対して十分に歯止めをかけることが出来ない。・・・政府債務はどの指標を見ても戦後の先進国に例を見ない水準に近づき『未踏の領域』に入りつつある」(同)
ムーディーズは、日本の負の面に軸足を置いているとの反発の議論も多くある。しかし、政府債務が表(6月1日 日経から)のとおり、GDP(約500兆円)比で141.5%(約700兆円)もあるなどは、太平洋戦争後の先進国では例がないのである。よって、ムーディーズは「未踏の領域」に入っていると指摘。
新聞各紙は「政府、与党不快感あらわ」「見透かされた無策日本」「日本の信用新興国並み」「日本に2つの顔、巨額債務と債権大国」「経済界に疑問の声」「反発・容認議論渦巻く」「財務省、強い不快感」などの見出しで大きく報道していた。
自民党では、「格下げの理由をただし、必要ならムーディーズを訴えてもいい」などの声もあるが、要は国債増発の歯止めの政策がないのである。歳出の大幅な削減か、増税か、または削減と増税のセットか、ムーディーズが指摘するように国内債務状況の持続的な悪化に対して十分に歯止めをかけることが出来ないでいるのである。
06月06日(木)
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